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恋する男子に恋をした
第1章 失恋
蜂屋の指が口の中に入って来て、舌を指で挟まれた。



「ん……っひゃはぁ」



人の指を咥えたのは初めてで、しかも男の指がこんなにゴツゴツして太いとは思わなかった。

口の中を指で掻き回されると、唾液がどんどん出て来て口角から溢れ出ていた。



「やらしい口だね?俺の指、そんなに美味しい?」


「んっ、上手くにゃんかにゃい」


「にゃんちゃん言葉?根っからの猫ちゃんじゃん」



指が入ってて、上手くしゃべれないのをわかってる癖に、蜂屋は俺をバカにする様にそう言った。

組み敷かれる俺をネコに仕立て様としてるのは、蜂屋なのに。
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