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恋する男子に恋をした
第2章 身代わり
時給もバイトの時間もとても良かったから、辞める気は無かったし。


でも、こうなった以上、蜂屋と顔を合わせるのも嫌だし、多少の貯金はあるから、次のバイト先を探しながらでも切り詰めれば何とか……。



「じゃ、俺がやってるスーパーのバイトは?」



そう身を乗り出して来る友人に、俺は身を反って避けた。

そう、今はその距離でさえ不快なのだ。



「つーか俺、家から近くがいいんだけど。居酒屋もあるし、募集の紙貼ってあったしなぁ……」


「太田君バイト辞めるの?!あのイケメンくん紹介してよぉ!!」



と、女子まで寄って来る。
何故か俺のバイト先に大学の女子が良く来る。

対して知り合いでもないのに、あたかも学校では仲良くしてる的な感じで友人に紹介したり、こうして同じ講義をとっている子達は、蜂屋を紹介してと言うし。

が、俺にそのネタを振るな!!
君達が紹介してを言ったその男に、朝まで組み敷かれてたんだ。

そんなにあの変態がいいのか?
女の思考がよく分からん!!
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