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俺の(ボクの)可愛いお姫様・・・SS
第3章 秀俊side


そう言えば、忘れてた!!早く言わなきゃ・・・

「なぁ、母さん・・・俺、忘れてた事あって・・・
事故の後、夢を見たんだ・・・イヤッ、夢じゃなくて
本当の事かも・・・あっ、何かゴチャゴチャになって
きた・・・」

「クスクスッ…秀、あんた何が言いたいの?」

「イヤッ、だからさ、俺の意識が戻る前なんだけど
・・・俺、父さんに逢ったんだよ・・・」

「…えっ?」

「うん、ビックリだよな・・・俺も、ビックリだった
んだよ・・・」

「クスクスッ…夢ね…
お父さんは、どんな感じだった?」

「それがさ、超若くてビックリしたよ・・・
俺の目の前で、あの頃の俺と同じ年頃になったんだ
なって・・・」

「……」

「父さん言ってたよ・・・母さんに叱られたって
俺を、そっちの世界に連れて行くなって・・・
連れて行ったら、母さんが父さんの所へ行った時に
シメるって言われたって・・・
母さん、強えーって思ったよ ハハハッ…」

「で?…それで?…
お父さん、他に何か言ってなかった?それだけ?」

「いっぱい話したよ・・・生まれた俺の事、いっぱい
抱っこしたかった・・・とか、俺といっぱい遊びた
かった・・・とか。
あっ、それと、手を繋いで、入園式や入学式に行きた
かったって言ってたよ・・・」

「…うっ…うっ…」

「母さん・・・」



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