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喪服奴隷・七菜~香織の巻~
第15章 二兎を追う
その夜、3人はそれぞれ別の部屋で床に就いた。
七菜は、隆の仏壇の置かれた一番奥の部屋。
その隣の客間に、香織が布団を敷いてもらって就寝することにした。
しかし、寝ようとするのだが、いっこうに眠くならない。
今日はいろいろなことがありすぎて、身体は疲れているのに
頭の芯が冴えて眠れないのだ。
そのとき、襖がスーッと開いて、省吾が忍び込んでくる。
香織が半身を起こして何か言おうとすると
省吾が指を立てて、喋らないように促す。
省吾がスマホを手に、布団の中に潜り込んでくる。
頭から布団をかぶると、スマホの画面だけが明るく照らし出された。

その画面に映し出されていたのは、轟が撮影した写真だった。
スカート1枚の香織が検診台の上で、轟に貫かれている。
「おい、これはどういうことだ?さっき轟からメールが送られてきて
添付ファイルを開いたら、唖然としたぞ。
診察を受けに行って、こんなことをしていたのか?」
省吾は耳元でヒソヒソ声ながらも、かなり激怒しているようだ。
香織の顔がサッと青ざめる。まさか!
『だってお兄さまも承諾されていたことですよね?
お兄さまが、轟先生に好きにしていいっておっしゃったんですよね?』
香織は自分でも半信半疑であったことをストレートにぶつけてみた。
省吾は呆れたような顔で答える。
「なんで俺が、轟にそんなことを言わなきゃいけないんだ。
俺の大事な香織を売るような真似をするわけがないだろ。
仮にもしそうだったとして、お前はその言葉を真に受けて
自分の身体を安売りするような、そんな女だったのか?呆れてものも言えん」

香織が反論する余地は、まったく残されていなかった。
事実はちょっと前に遡る。
省吾は香織が応接室を出ていったあと、すぐに轟に電話を掛けた。
今日の午後は休診で、身体が空いていること。
香織を診察するにあたって、妊娠の検査だけなら轟でもできるということ。
もちろん産婦人科医に診させることもできたが、轟が診たがったこと。
それらを確認したあと、先日轟が香織のおっぱいを揉んだ件の話になり
「意外とウブじゃないか」と冷やかされた轟が
「だったら今日の診察で、香織に入れてもいいか」という話になったのだ。
もちろん省吾はゴムを使うことを条件に、快く承諾し
犯した証拠の写真を撮らないと認めてやらんぞ、とまで言い切ったのだった。
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