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喪服奴隷・七菜~香織の巻~
第15章 二兎を追う
「俺の嫁になる女が、こんなに尻軽女だったとは・・・がっかりだよ。
きっと結婚しても、ホイホイ浮気を繰り返す。そう思えてならん。
それなら俺だって、自由に浮気をさせてもらうからな」
これで省吾は、免罪符を手に入れたも同然だった。
香織はなにをいわれても、歯をガチガチと震わせているだけで言葉にならない。
よほどショックだったんだろう。しかもプロポーズされたその日の出来事だ。
ひたすら省吾に許しを乞う、香織が唯一できることはそれしかなかった。
『お兄さま、私が悪うございました。どんな罰でもお受けいたします。
どうか尻軽な香織をしっかりと躾けてくださいまし』
香織は布団から出て土下座をし、省吾の怒りが収まるのを待つしかなかった。

香織は姉から借りた白襦袢を身に着けていた。
その後ろ襟をつかむと、香織の面を上げさせる。
目は真っ赤に腫れ上がって、生きた心地がしない顔をしている。
「股を開け、轟のチンボが入ったお前のマンコを見せてみろ!」
まさか省吾が夜中に来るとは思わず、パンツを履いて寝ていた香織。
座ったままお尻に手を回し、後ろからするりとパンツを脱いでいく。
「なんでそんなものを履いているんだ?そこからしておかしいだろう。
俺の前では下着は一切身に着けるなと言ってあったはずだ。
今夜からは素っ裸でこの家で過ごせ。家を出るまで何も身に着けることは許さん」
香織がハッと顔を上げる。
『そんなっ、姉に見られてしまいます。なんて言い訳をすればいいのか・・・』
「ふん、そんな心配は必要ない。七菜ならすべて理解してくれるはずだ。
お前が裸で過ごそうが、あいつなら素知らぬ顔で接してくれるだろう」
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