この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
喪服奴隷・七菜~香織の巻~
第5章 七菜と香織

取り調べに対して黙秘を貫いたのは
『もし事実を話せば、お腹の子はレイプされてできた子供だと
世間一般の知るところとなる。
この子の将来を考えたら、絶対に秘密にしておかなければならない。
だから真実は言えなかった』
多少つじつまの合わない部分はあるが、もともとが嘘なのだから仕方がない。
七菜はひと通り説明すると、香織の反応を待った。
香織は話の途中から目を真っ赤にして、いまにも泣き出しそうだった。
『お姉ちゃん、一人で全部抱え込んで
なんで私に相談してくれなかったのよ。
ひどいよ、たった二人の姉妹じゃない』
七菜は反論できるはずもなくうつむいてしまう。
『そうすれば、社長が刺されることもなかったし
お姉ちゃんだって捕まることもなかったんだよ』
香織はだんだん激高してくる。
「気持ちはわかるが
もう済んでしまったことを言ってもしょうがないだろう」
省吾が間に割って入る。
ところが
『社長は黙っていてください!
これは姉妹の問題なんです。部外者は口を挟まないでください。
お姉ちゃん!あのね』
女という生き物は一度感情的になると
とことん吐き出さないと収まらないらしい。
どんなに理論的に説明したところで、感情には勝てないのだ。
『そういうわけだから、おね・・・・・・』
香織が急に黙りこくる。
股間を手で抑えて、ブルブルと震えだしたのだ。
そう、省吾が車を降りる前に、香織にローターを仕込んであったのだ。
香織の様子を見て、七菜はそれがすぐにローターのせいだとわかった。
自分も今までどれほど苦しめられたか
事情が分かっているだけに、今回は見て見ぬふりをすることにした。
香織は、まさか姉の前でスイッチが入るとは夢にも思わず狼狽する。
姉にだけは知られるわけにはいかない。
絶対に感づかれるような仕草は見せられない。
七菜に見つからないように、省吾の横腹を思いっきり抓る。
しかし省吾は素知らぬ顔だ。というよりその行為でスイッチが中に上がる。
焦ったのは香織だ。もう抓るどころか手を動かすこともままならない。
喘ぎ声が出そうになる。額から汗が吹き出し、震えが止まらない。
このままでは姉の前で気を遣ってしまいそうだ。
『香織、どうかしたの?気分でも悪くなったんじゃないの?』
一方的に責められていた七菜が反撃に出る。
香織は平静を装いつつ『まぁ、私の話はこれでおしまい』と幕引きを図る。
『もし事実を話せば、お腹の子はレイプされてできた子供だと
世間一般の知るところとなる。
この子の将来を考えたら、絶対に秘密にしておかなければならない。
だから真実は言えなかった』
多少つじつまの合わない部分はあるが、もともとが嘘なのだから仕方がない。
七菜はひと通り説明すると、香織の反応を待った。
香織は話の途中から目を真っ赤にして、いまにも泣き出しそうだった。
『お姉ちゃん、一人で全部抱え込んで
なんで私に相談してくれなかったのよ。
ひどいよ、たった二人の姉妹じゃない』
七菜は反論できるはずもなくうつむいてしまう。
『そうすれば、社長が刺されることもなかったし
お姉ちゃんだって捕まることもなかったんだよ』
香織はだんだん激高してくる。
「気持ちはわかるが
もう済んでしまったことを言ってもしょうがないだろう」
省吾が間に割って入る。
ところが
『社長は黙っていてください!
これは姉妹の問題なんです。部外者は口を挟まないでください。
お姉ちゃん!あのね』
女という生き物は一度感情的になると
とことん吐き出さないと収まらないらしい。
どんなに理論的に説明したところで、感情には勝てないのだ。
『そういうわけだから、おね・・・・・・』
香織が急に黙りこくる。
股間を手で抑えて、ブルブルと震えだしたのだ。
そう、省吾が車を降りる前に、香織にローターを仕込んであったのだ。
香織の様子を見て、七菜はそれがすぐにローターのせいだとわかった。
自分も今までどれほど苦しめられたか
事情が分かっているだけに、今回は見て見ぬふりをすることにした。
香織は、まさか姉の前でスイッチが入るとは夢にも思わず狼狽する。
姉にだけは知られるわけにはいかない。
絶対に感づかれるような仕草は見せられない。
七菜に見つからないように、省吾の横腹を思いっきり抓る。
しかし省吾は素知らぬ顔だ。というよりその行為でスイッチが中に上がる。
焦ったのは香織だ。もう抓るどころか手を動かすこともままならない。
喘ぎ声が出そうになる。額から汗が吹き出し、震えが止まらない。
このままでは姉の前で気を遣ってしまいそうだ。
『香織、どうかしたの?気分でも悪くなったんじゃないの?』
一方的に責められていた七菜が反撃に出る。
香織は平静を装いつつ『まぁ、私の話はこれでおしまい』と幕引きを図る。

