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1991〜バブルが生んだ甘えん棒、女海原をイク!
第7章 輝子
「じゃあ、遠慮なく。お夕飯行かない?私、お腹減った」
輝子は金を受け取ると、楽しげに聡太を誘う。
「OK、狭い店だけど、近くに旨いステーキの店があるんだ。ハンバーグも美味しい」
口説く気は全くなかったが、聡太的にはランク上の女。少しでも一緒に過ごしたいと思った。
タクシーで弥生の住む街へ向かう。
ポチャ娘は、美味しいお店をよく知っていた。都心に住んでいるだけの事はある。
ミディアムレアのステーキを300g平らげ、スタミナを補充したひ弱な野生児は、すっかり気が大きくなっていた。
「飲みに行こうか?結構雰囲気のいい、カクテルバーが池袋にあるんだ」
食事を済ませると、今度は聡太から誘ってみる。
「いいわね。行きましょう!」
女の了解を取ると、再びタクシーで移動する。
繁華街にあるカクテルバーは、祭日にも関わらずカップルで一杯だった。カウンターに、なんとか席を作ってもらう。
「おしゃれなお店だね。いい感じ」
輝子は喜んでくれた様に見える。ここからなら、女へのクロージングが失敗した場合でも、お互いの帰宅ルートに問題はない。
店内には、映画「ストリートオブファイヤー」の挿入歌が、低めの音量で流れていた。聡太が英語の歌詞を軽く口ずさむと、輝子が合わせて来る。
「あの映画面白かったね」
「マイケル・パレがかっこよくてね」
ひとしきり自分達が見てきた映画や、音楽の話で盛り上がる。最近の歌謡曲を聡太に教えてくれた、由美子には感謝であった。
基本的に輝子はインドア派で、趣味は地元でのパチンコ。きめ細やかな肌や、ネイルを見る限り、美容には気を使っているようだ。
輝子は金を受け取ると、楽しげに聡太を誘う。
「OK、狭い店だけど、近くに旨いステーキの店があるんだ。ハンバーグも美味しい」
口説く気は全くなかったが、聡太的にはランク上の女。少しでも一緒に過ごしたいと思った。
タクシーで弥生の住む街へ向かう。
ポチャ娘は、美味しいお店をよく知っていた。都心に住んでいるだけの事はある。
ミディアムレアのステーキを300g平らげ、スタミナを補充したひ弱な野生児は、すっかり気が大きくなっていた。
「飲みに行こうか?結構雰囲気のいい、カクテルバーが池袋にあるんだ」
食事を済ませると、今度は聡太から誘ってみる。
「いいわね。行きましょう!」
女の了解を取ると、再びタクシーで移動する。
繁華街にあるカクテルバーは、祭日にも関わらずカップルで一杯だった。カウンターに、なんとか席を作ってもらう。
「おしゃれなお店だね。いい感じ」
輝子は喜んでくれた様に見える。ここからなら、女へのクロージングが失敗した場合でも、お互いの帰宅ルートに問題はない。
店内には、映画「ストリートオブファイヤー」の挿入歌が、低めの音量で流れていた。聡太が英語の歌詞を軽く口ずさむと、輝子が合わせて来る。
「あの映画面白かったね」
「マイケル・パレがかっこよくてね」
ひとしきり自分達が見てきた映画や、音楽の話で盛り上がる。最近の歌謡曲を聡太に教えてくれた、由美子には感謝であった。
基本的に輝子はインドア派で、趣味は地元でのパチンコ。きめ細やかな肌や、ネイルを見る限り、美容には気を使っているようだ。