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1991〜バブルが生んだ甘えん棒、女海原をイク!
第9章 恵美
テレアポ作戦から数ヶ月。
まだ20になりたての、ショートヘアが似合う、ボーイッシュな女の子に出会った。
「それで、エミちゃんの売り場は、お局さん達が仕切ってるわけだ」
恵美は百貨店の、婦人服売り場で働くデパガだ。
160くらいの身長とBカップ位の胸。下半身ふっくら体型だがポチャと言う訳でもない。
「そうなんです。私がまだ入社2年目だからって、ひどいです。あら、貴女肌が荒れてますよ!いい事、私たちは販売員ですから、そんな顔で職場に立たないで!とか、みんなの前で言うんです」
童顔の唇が荒れている事を、聡太は瞬時にスキャンした。薄化粧ではあるが仮にもデパガ。お局の言う事は正しい。
恵美には、相当なストレスがあるとにらんだ。
「エミちゃんサプリメントって知ってる?」
「健康補助食品でしたっけ?ヤダ、私そんな歳じゃ無いし!」
当時は、若者がサプリを摂る習慣は、今ほどなかった。
「意外とみんな知らないんだけど、老化や肌荒れ、ガンなどの成人病、イライラの原因は、何を食べるかに関係あるんだ」
「食べ物に?」
「そう、もちろん美容にも食事は関係ある。今のニンジンの栄養価は10年前の半分以下だと言われている」
すでに、恵美が美容関係のローンを組まされていた事はリサーチ済みだ。化粧水セットで総額50万円くらいのパッケージを、会社の同僚から勧められ購入したらしい。
「美容に関しては、エミちゃんは問題ない。効き目のある美容品を持ってるからね」
ネズミ講で買わされた、恵美の商品を否定しない。猜疑心を煽る事になるからだ。
「そこで、このドリンクとサプリはWHO世界保健機構が、3大成人病リスクを減らす。若返り効果。細胞の活性化を認めた唯一の商品なんだ」
もちろん嘘八百だ。
「なんで、そんなすごい物がデパートとかで売られないの?」
「開発したのがうちの会社だからさ。うちは買い手を選ぶ。健康と美容、一生涯の付き合いになるお客さんに、1人1人に合わせたプランを中間マージンなしで提供できるんだ」
バインダーを開きながら、効果の怪しいサプリメント商材を紹介する。資料には、どう見ても20代女性が53歳と紹介されたり、使用前使用後3ヶ月で劇的な痩身効果。癌が治った。などなど、薬事法無視で誇大広告の画像が並ぶ。
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