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1991〜バブルが生んだ甘えん棒、女海原をイク!
第9章 恵美
「人間には血管年齢ってのがあってね」
聡太は出来の悪い生徒に、優しく接する教師の様に振る舞う。
「なるほど。寿命と健康寿命は違うのね」
現代人の女性は乳癌になる可能性が高いとか、生理不順は体質ではなくストレスから来る。生まれて来る子供にも影響するとか、相手の不安を煽り購買につなげる。ポジティブ面では、理想のプロポーションになれる。太りにくくなる。肌に良い、などなどサプリの効果は絶大だとトークする。
「更にエミちゃんが、友達を俺に紹介してくれると、お礼としてキャッシュバックがもらえる。友達も喜ぶ。もちろん僕が合うよ」
そんなシステムはなかったが、聡太に入る営業マージンから、恵美に紹介料を渡せばよい。
扱っていた商品は、100万、60万、40万円代の3パッケージだった。痩身超音波器具セットが一番高価だ。恵美に勧めたサプリセットは40万クラス。3年ローンを組めば支払い総額は50万円を超える。聡太へのインセンティブは4万円位だ。
本当はマージンの高い超音波セットを売りつけたい所だが、成人になりすぐに他で美容品をローンで組んでいる恵美では、高価格帯はローン審査が通らない可能性がある。
「わかった。私、聡太さんを信じるよ」
「うん。これから長い付き合いになるから、よろしくね!」
ガッチリと握手すると、聡太はローン用紙を取り出した。

クーリングオフの期間が過ぎると、早速恵美を誘い出す。夜の11時過ぎの約束にも関わらず、若い女は姿を現した。
「ごめんね。待ったかな?」
なるべく早く仕事を切り上げ、渋谷の交番前で恵美と再会する。
「ううん、今来た所」
明るく笑うデパガは、初めて会った時と違い、ロングスカートに明るい色のブラウスを着ていた。私服はボーイッシュな服装が多いと聞いていたので、聡太とのデートためにお洒落してきたのだろう。
「エミちゃん、なんか表情が一層明るくなった感じするね!」
「ありがとう。やっぱり聡太さんが勧めてくれたサプリが効いてるのかな?友達がね、よく笑う様になったって言ってくれた」
「やっぱりね。ストレス緩和の効果もあるし、肌のキメも細かくなってない」
顔を寄せると、ほっぺの辺りに軽く触れる。スキンシップ作戦開始だ。
少し照れたように、恵美はうつむいた。脈アリである。
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