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昼想夜夢~君、想ふ~
第12章 雷鳴
手に巻き付いた鎖も、足を拘束している足枷も、ガチャガチャとぶつかり合いながら必死に抵抗している。
そんな事したって無駄なのに。

「あぁぁんっ!や、やめてぇぇぇっ!!」

抵抗出来ない彩花を好き勝手に抱いている。
それを思っただけで、俺は更に高揚を覚える。

「ほら、もっと開けよ」

拘束されているとは言え彩花の足の角度的にはもう少し解放してしまえそうな気がした。
太股を掴み、余すことなく彩花の足を開いていく。

「ダ、ダメッ!やめてえぇっ!」
「は?何で?いいところに当たってんだろ?」
「あああっ!だめぇぇっ!そ、そこ…、だめぇぇぇぇっ!!」

彩花の一番奥を攻め立てるように激しく突き上げると、彩花の全身がびくびくと痙攣しだした。
それだけでもいいところに当たってるというのが見て取れる。

「イクッ!ああぁぁんっ!イッちゃうっ!!」
「は?我慢しろって言っただろ?」

俺の体で感じてる彩花を見てるのが好きだった。
俺に悪態を付きながらも、素直に感じてくれてる姿が愛しかった。

なのに、彩花は俺のものじゃない。
俺の体でここまで開かれた癖に、なのに北条のものになろうとしてるのか?

「イ、イッていい…?ねぇ、もう…っ!あぁぁっ!!」

気の狂いそうな声を張り上げながら、必死に助けを乞うかのように俺に訴えかけている。
もう我慢の限界なんだろう。




だんだんと、この関係の終わりが見え始めていた。
彩花は俺のものじゃない。
俺のものになんて、永遠にならない。





「彩花…」

彩花の喉に手をかけた。
別に変な気を起こしたわけじゃない。
彩花に殺意なんて抱いていない。

ただ、彩花が可愛くて、愛しすぎて…

なのに、俺のものにならない腹立たしさと悔しさが混ざって。

一瞬でもいいから、その瞳に俺を写して欲しかった。
憎しみじゃなく、もっと他の感情で。




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