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昼想夜夢~君、想ふ~
第4章 君に触れる
「で、昨日は彩花ちゃんとお詫びのデートぐらいしたんだろうな?」
「いやー、俺もそのつもりで飯に誘ったんですけど、彩花のやつ具合が悪いみたいで…」
具合が悪い?
本当にそうなのだろうか?
無理をさせ過ぎたようだし、まだ体が辛いのか?
それとも、俺とあんな事になってしまったのだから、ただ単に北条の顔が見れないだけか?
どちらにせよ、昨日は北条には会ってないみたいだな。
「じゃあ、今日は見舞いにでも行ってやれよ」
「そうしたいんですけど、今日は友人と予定があるんスよねー…」
友人と予定か。
ま、俺が言うのも何だが、今は彩花に会わない方がいいかもな。
北条は何も知らない。
彩花が、俺に汚されてしまった事なんか…。
北条も知らない秘密を作ってしまった。
そう思うだけで俺の背筋にゾクリと冷たいものが走る。
何も知らずに彩花の事を語る北条が滑稽に見えてたまらない。
北条は俺の後輩のはずなのに、彩花に出会った俺はどんどん非情な男になってしまっている。
「あ、よかったら小川さん、今日彩花の見舞いに行って貰えませんか?」
「は?俺がっ?」
北条のその言葉に俺は驚いた。
俺が彩花の見舞いに?
こいつ、何を言ってるんだ?
「彩花と小川さんは知り合いなんですよね?小川さんが来てくれたら彩花のやつもきっと喜びますよ!」
…こいつは、バカなのか?
自分の彼女が別の男と会って喜ぶと思ってんのか?
別の男と会って喜ぶのを許せるのか?
「いやー、俺もそのつもりで飯に誘ったんですけど、彩花のやつ具合が悪いみたいで…」
具合が悪い?
本当にそうなのだろうか?
無理をさせ過ぎたようだし、まだ体が辛いのか?
それとも、俺とあんな事になってしまったのだから、ただ単に北条の顔が見れないだけか?
どちらにせよ、昨日は北条には会ってないみたいだな。
「じゃあ、今日は見舞いにでも行ってやれよ」
「そうしたいんですけど、今日は友人と予定があるんスよねー…」
友人と予定か。
ま、俺が言うのも何だが、今は彩花に会わない方がいいかもな。
北条は何も知らない。
彩花が、俺に汚されてしまった事なんか…。
北条も知らない秘密を作ってしまった。
そう思うだけで俺の背筋にゾクリと冷たいものが走る。
何も知らずに彩花の事を語る北条が滑稽に見えてたまらない。
北条は俺の後輩のはずなのに、彩花に出会った俺はどんどん非情な男になってしまっている。
「あ、よかったら小川さん、今日彩花の見舞いに行って貰えませんか?」
「は?俺がっ?」
北条のその言葉に俺は驚いた。
俺が彩花の見舞いに?
こいつ、何を言ってるんだ?
「彩花と小川さんは知り合いなんですよね?小川さんが来てくれたら彩花のやつもきっと喜びますよ!」
…こいつは、バカなのか?
自分の彼女が別の男と会って喜ぶと思ってんのか?
別の男と会って喜ぶのを許せるのか?