この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
昼想夜夢~君、想ふ~
第5章 BIRTH DAY
「おっ!マドカちゃん、難しい言葉知ってるね~!」
「前に語学関係の大学を出たって言ったじゃん」
「じゃあ、俺もマドカちゃんに、ちゅうしょーや~ん~!!」
ちゅうしょーや~んって、呂律が回ってないせいか言葉がおかしいって。
昼想夜夢だろ…。
俺は、どうして彩花が俺の頭を占領してるのかがわからなかった。
昼想夜夢…、どうしてこんなに毎日彩花の事を思い出して夢にまで見てしまうのか。
北条を見るだけでイライラしてしまうのか…。
「――――…っ」
俺はわからなかった。
いや、わからないふりをした。
ずっと妹として見てきた彩花に対して芽生えた想いを認めたくなかった。
認めたくないから、俺はあんな暴挙に出てしまったのだろうか…。
認めるわけにはいかないんだ。
だって、彩花は北条の彼女だから。
大事な後輩の彼女だから、と。
そんな思いと新しく芽生えた思いがせめぎ合って
俺の頭を支配して行く。
「前に語学関係の大学を出たって言ったじゃん」
「じゃあ、俺もマドカちゃんに、ちゅうしょーや~ん~!!」
ちゅうしょーや~んって、呂律が回ってないせいか言葉がおかしいって。
昼想夜夢だろ…。
俺は、どうして彩花が俺の頭を占領してるのかがわからなかった。
昼想夜夢…、どうしてこんなに毎日彩花の事を思い出して夢にまで見てしまうのか。
北条を見るだけでイライラしてしまうのか…。
「――――…っ」
俺はわからなかった。
いや、わからないふりをした。
ずっと妹として見てきた彩花に対して芽生えた想いを認めたくなかった。
認めたくないから、俺はあんな暴挙に出てしまったのだろうか…。
認めるわけにはいかないんだ。
だって、彩花は北条の彼女だから。
大事な後輩の彼女だから、と。
そんな思いと新しく芽生えた思いがせめぎ合って
俺の頭を支配して行く。