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昼想夜夢~君、想ふ~
第6章 指先



「小川さーーーーんっ!!聞いてくださいよーーーーっ!!GADIVAのチョコ、買えなかったんですよーーーーーっ!!」

次の日、火曜日の朝。
俺より少し遅れて出社してきた北条は、半泣き状態で俺にすがり付いてきた。

「…お前、昨日電話予約したんじゃねぇのか?」
「それが、小川さんに言われてすぐに電話したんスけどずっと話し中で…。仕方無いんで会社帰りにダメ元でGADIVAに行ったら既に売り切れだったんですっ!!」

あー、昼間なんて予約の電話で混み合うだろうし、売り切れてても仕方無いか。

あぁ、朝一で北条の顔を見たらイライラするかと思ったがそうでもないな。
何故なら、俺は朝から酷い二日酔いに襲われているからだ。


昨夜、山下と鈴木に飲みに誘われ居酒屋とスナックのはしご酒。
お開きになったのが夜中の一時で、それまでずっと飲みっぱなし。
酔っ払った山下と鈴木の為にタクシーの手配までして、家に帰る頃には夜中の2時を回っていた。
二人の面倒を見て疲れ果てた上に深酒…、二日酔いは抜けねぇし、疲れも溜まる一方だし…。

が、当の山下と鈴木は二日酔いの様子もなく元気に出社していた。
どんな肝臓してんだよ、あいつらは…。

だが、家に帰ってからは久しぶりに熟睡出来た気がする。
あのまま一人で家に帰ってたら、眠れぬ夜を過ごしていた事だろう。
不本意ではあるが、そこだけは感謝だな。

「あー、マジで最悪だぁ…」

チョコレートが変えなかった事に対して凹む北条。
チョコレートの事で凹んでるくらいだし、俺と彩花の事は知らないようだ。

って事は、昨夜は彩花は上手く隠し通せたんだな。
あの事が北条にバレたら、俺は今頃北条に刺されてるだろう。

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