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アブノーマルごっこ
第12章 バドミントン部と顧問
区内の中学の中ではいつも上位、毎年都大会のいいところまでいくバドミントン部の部長になった。

準備体操、ランニング、基礎練習が終わった頃にはコーチが来るはずなのに、今日はまだ来ない…
部員に自主練の指示を出して、俺は顧問を呼びに行った。

部活の顧問は音楽の先生だけど、一切経験がないってことで外部からコーチがきてるんだ。
音楽室にノックしてから入ると、楽器が置いてある準備室から人の気配がする。

「井上先生?すいません…コーチがまだ…」

中から少し慌てた様子で出てきたのは、そのコーチだ。半袖ハーパンのスポーツウェアを着たコーチは、おでこに少し汗をかきながら、焦った様子で出てきた。
「ごめんな、今行くところだったんだ。先に戻ってて。」

俺はイラッとして、言い返す。
「いや、顧問の井上先生に話があるんで。」

コーチは準備室の方に声をかけた。
「井上先生ー、横田が用事あるそうですよ。」

「ごめんねー、今行くー」

コーチが音楽室を出ると、少しして準備室のドアが開いた。
「横田くんごめんね、コーチにちょっと片付けを手伝って貰ってて…」

そんなことあるわけないだろ?
部員の中ではずっと噂になってたんだ。井上先生とコーチは付き合ってるって。
きっと今だって…

「で、どうしたの?何かあった?」

「今度の練習試合なんですけど…」

「あぁ、桂木中とのね。」
そう言いながら、俺に背を向けてピアノの上に広がったプリントをまとめ始めた。
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