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アブノーマルごっこ
第13章 妹たちと内緒の時間
ずっといとこだったいとこの姉妹が、うちの子になった。離婚して女手一つで育ててた叔母が病気で亡くなってしまい、うちで一緒に暮らすことになったんだ。
一つ年下の優菜と更に一つ年下の陽菜とは、近く住んでた子供の頃はよく遊んでたみたいだけど、叔母の離婚で遠くに引っ越してからは、ほとんど会っていない状態だった。
昔から双子みたいに仲良い二人は、一人っ子の私からすると羨ましかった。
私のことは「お姉ちゃん」の代わりに「ねねちゃん」と呼んでくれていたあの頃のまま、久しぶりに会った二人は「ねねちゃん!」と呼んで抱きついて来てくれた。
「優ちゃん、陽ちゃん頑張ったね。大変だったね。うちに来てくれてありがとう!」
二人で1部屋がいいと言うので、私の部屋の隣の客間を二人の部屋として用意しておいた。
ママと2人でワクワクしながら準備した部屋、気に入ってくれるといいな。
「ベッドカバーとかカーテンとか、もし気に入らなかったら言ってね?」
「すごくいい!ありがとう!」
二人が笑顔を向けてくれて、心の底からホッとした。
「ここが二人の家だからね、遠慮しないで楽しく暮らしていきましょうね。」
ママが二人の肩をさすると、長女の優菜ちゃんが頭を下げた。
「よろしくお願いします。」
一つ年下の優菜と更に一つ年下の陽菜とは、近く住んでた子供の頃はよく遊んでたみたいだけど、叔母の離婚で遠くに引っ越してからは、ほとんど会っていない状態だった。
昔から双子みたいに仲良い二人は、一人っ子の私からすると羨ましかった。
私のことは「お姉ちゃん」の代わりに「ねねちゃん」と呼んでくれていたあの頃のまま、久しぶりに会った二人は「ねねちゃん!」と呼んで抱きついて来てくれた。
「優ちゃん、陽ちゃん頑張ったね。大変だったね。うちに来てくれてありがとう!」
二人で1部屋がいいと言うので、私の部屋の隣の客間を二人の部屋として用意しておいた。
ママと2人でワクワクしながら準備した部屋、気に入ってくれるといいな。
「ベッドカバーとかカーテンとか、もし気に入らなかったら言ってね?」
「すごくいい!ありがとう!」
二人が笑顔を向けてくれて、心の底からホッとした。
「ここが二人の家だからね、遠慮しないで楽しく暮らしていきましょうね。」
ママが二人の肩をさすると、長女の優菜ちゃんが頭を下げた。
「よろしくお願いします。」