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アブノーマルごっこ
第13章 妹たちと内緒の時間
「あぁんっ!……いた…くなぃ…」

「だよねぇ…気持ちいいよね、耳」
優菜が嬉しそうに言う。

頭がポワーンして、身体がフワフワしてるような感じがする。
(これが気持ちいいってことなんだ…)

「ねねちゃん、キスしていい?」
陽菜は言い終わらないうちに唇を重ねてきた。

ちゅぱ …ちゅ…と音をさせたり、舌先で唇をなぞったり。ファーストキスの感慨なんてないまま、舌が口の中に入ってきた。

「私もしたいのにー!」
そう言うと、優菜は私の耳を舐めたり噛んだりし始める。


「ねねちゃん、身体がぴくぴくしてるよ?」

「そんなに気持ちいい?」


「もう私の番!」
優菜がキスに割り込んできて、三人の唇があちこちで触れ合う。
私の唇を二人の舌がなぞりながら絡み合う。

「ねねちゃんもベロ出して」

言われるままに出した舌に二人が吸いついてくる。
吸いついたりレロレロレロと弾くみたいに舐められたり…私は舌を出してされるがままになっていた。

一人の舌が唇から外れていく。ほっぺ、あご、そして首へ。
ちゅっ…ちゅっ…ちゅぅ…ちゅっ…

唇の感触と首筋の感触が混ざりあって、どちらの気持ちよさか分からない中、音だけが耳に響く。

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