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アブノーマルごっこ
第13章 妹たちと内緒の時間
「ねねちゃんって彼氏いるの?」

「いないよ」

「じゃ、処女?」

「っ…そうだけど、何?」

「処女かぁー」
嬉しそうに笑う陽菜。

「早く部屋行こ!」

「部屋行ってなにするの?」

「遊ぶんだよ、三人で」
優菜の笑みに鳥肌がたった。



優菜のベッドの上、二人に挟まれて座る。

「ねねちゃん、さっきの見てたでしょ?」

「さっきのって…」

「ねねちゃんは耳弱い?」

「ねねちゃんはS?M?どっちなの?」

「そ、そんなの知らないよ…」

「処女だもんねぇ」


「じゃ、試してみよ!」
陽菜が私の髪を耳にかけて、耳のふちを指でなぞった。

ゾクッとして、目をつぶる。肩にも力が入る。
「Mかなぁ…」
耳元で囁かれて、身体中がゾワゾワした。

優菜が反対側の耳たぶを唇で挟んだ。
「はぅんっ…」

「反応してるぅ、ねねちゃんかわいい」
陽菜がまた囁く。

優菜は指を私の指と絡めながら、つつーっと耳を舐めた。その動きに反応して息が乱れてしまう。
「っはぁ……はぁん…んっはぁ……」

「ねねちゃん…気持ちいい?」

「んっ…はぁん……わ…わかんないよ…っ…」

「そっかぁー」
陽菜は耳たぶを噛んだ。

「あぁんっ!」

「痛かった?」

(痛かった?…痛いのかな……)
返事が出来ないでいると、もう一回噛まれた。
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