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アブノーマルごっこ
第13章 妹たちと内緒の時間
「おかえりー」
平気な顔でリビングに行く。

「こんな時間まで寝てたの?」
「ん?寝てたわけじゃないけど…」
ママに言われて、なんとかごまかした。

ママたちが買ってきたシャンプーを、洗面所でしまってたら陽菜が近づいてきた。

「ねーねちゃんっ!」

「陽ちゃん…」

「さっき気持ちよかったでしょ?」

自分でも顔が赤くなるのが分かる。
「…ん…ぅん…」

「またしてあげるね!」
私の身体を撫でる陽菜の指に、さっきの感触が一瞬で蘇ってきた。
陽菜はスッと顔を近づけてきたのに、唇まであと数センチのところでピタッと止まる。キスをされると思って待ってた私は戸惑ってしまった。

陽菜がイタズラっぽい目をして、私を見つめる。私は理解して、そして自分から唇を重ねた。

カチャ…
リビングのドアが開く音が僅かに聞こえて、さっと身体を離した。



優菜は優菜で、夜シャワーを浴びようと服を脱いだところに入ってきて、胸を触ってきた。優菜の細い指で胸を揉まれて、思わず声が出そうになるのを堪える。

「ねねちゃん?いつでも部屋に遊びに来てね♪」

「…優ちゃん、あの…」

「約束、だよ。」
そう言って、私の肩にキスをした。



きっと私は行ってしまう。明日にはノックしてしまうかもしれない。

あの快感を知ってしまったら、もう戻れない。

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