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アブノーマルごっこ
第14章 嫉妬夫とバーベキュー
「ねぇ、カナコ。来月の連休なんだけどさ。
オレの職場の仲間とお互い家族を連れてバーベキューしないかって話になってるんだけど、どうかな?」
職場の話や仕事の話なんて滅多にしない主人からの提案に驚いたけれど、普段からインドア派の私たちにとってはいい機会だと感じた。
「慣れてる人がいるってことでしょ?悪くないんじゃないかな?子どもたちも喜びそうだね。」
併設されているキャンプサイトに前泊後泊できるとのことなので、思い切って後泊してみることにした。
ーそして当日ー
全部で5家族、総勢19名の大所帯。小学生が10人近く集まると、中々の賑やかさだった。
子どもたちは早速川遊びに行きたいと言うので、見守りのために泳ぎの得意な主人の同僚の方と一緒に川に向かった。
「初めまして。安田の妻です。」
「初めまして、安田の同期の小笠原と言います。」
「同期なんですね!いつもお世話になってます。あまり会社のこと話してくれないから、私、全然分からなくって…」
「あいつがこんな綺麗な奥さん隠してたなんて驚きました。」
思いがけない言葉に、顔がにやけてしまった。
オレの職場の仲間とお互い家族を連れてバーベキューしないかって話になってるんだけど、どうかな?」
職場の話や仕事の話なんて滅多にしない主人からの提案に驚いたけれど、普段からインドア派の私たちにとってはいい機会だと感じた。
「慣れてる人がいるってことでしょ?悪くないんじゃないかな?子どもたちも喜びそうだね。」
併設されているキャンプサイトに前泊後泊できるとのことなので、思い切って後泊してみることにした。
ーそして当日ー
全部で5家族、総勢19名の大所帯。小学生が10人近く集まると、中々の賑やかさだった。
子どもたちは早速川遊びに行きたいと言うので、見守りのために泳ぎの得意な主人の同僚の方と一緒に川に向かった。
「初めまして。安田の妻です。」
「初めまして、安田の同期の小笠原と言います。」
「同期なんですね!いつもお世話になってます。あまり会社のこと話してくれないから、私、全然分からなくって…」
「あいつがこんな綺麗な奥さん隠してたなんて驚きました。」
思いがけない言葉に、顔がにやけてしまった。