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アブノーマルごっこ
第16章 跳び箱と女王様
「佐々木!マジで跳べないの?やばくね?」
髪を茶色に染めた派手な女子二人にバカにされているのが、僕だ。
跳び箱の授業は先生が無作為に組んだ3人グループで取り組むことになった。まさかクラスの中でも1、 2を争う女王様女子二人と組むことにるとは…
昼休みまで体育館に残って特訓させられている。
陰キャの代表のような僕は、当然普段からなめられバカにされてはいるけど、こんな格好の餌はない。
「佐々木ー、もう一回跳んでみ?」
そういってさっきから跳ばされては、ギャハギャハ笑われているのだ。
「目とかつぶってて飛べるわけねーじゃん」
「つか、なんだよ、その顔」
下品な笑い方。あぁ最悪だ。
「ここに手をつくんだよ!こーこ!」
バンバンと跳び箱を叩かれる。
「バンッてついて、ぴょーんだよ。やってみ?」
そんなクソみたいな説明、馬鹿じゃねーの?
そう思いながらも、言われるがままに踏切台を踏む。そして、跳び箱に突っ込む。
「佐々木。手出せよ。」
跳び箱の上に手を乗せて、ここだと教えられてる時に、もう1人の女に体育着のズボンを下ろされた。いや、トランクスも一緒にだ。
「やめろよっ!」
ズボンを上げようとすると、怒鳴られる。
「手はここ!だろ?」
べチン!と手を叩かれた。
髪を茶色に染めた派手な女子二人にバカにされているのが、僕だ。
跳び箱の授業は先生が無作為に組んだ3人グループで取り組むことになった。まさかクラスの中でも1、 2を争う女王様女子二人と組むことにるとは…
昼休みまで体育館に残って特訓させられている。
陰キャの代表のような僕は、当然普段からなめられバカにされてはいるけど、こんな格好の餌はない。
「佐々木ー、もう一回跳んでみ?」
そういってさっきから跳ばされては、ギャハギャハ笑われているのだ。
「目とかつぶってて飛べるわけねーじゃん」
「つか、なんだよ、その顔」
下品な笑い方。あぁ最悪だ。
「ここに手をつくんだよ!こーこ!」
バンバンと跳び箱を叩かれる。
「バンッてついて、ぴょーんだよ。やってみ?」
そんなクソみたいな説明、馬鹿じゃねーの?
そう思いながらも、言われるがままに踏切台を踏む。そして、跳び箱に突っ込む。
「佐々木。手出せよ。」
跳び箱の上に手を乗せて、ここだと教えられてる時に、もう1人の女に体育着のズボンを下ろされた。いや、トランクスも一緒にだ。
「やめろよっ!」
ズボンを上げようとすると、怒鳴られる。
「手はここ!だろ?」
べチン!と手を叩かれた。