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第21章 復讐者と首輪

こんな田舎の県立高校の卒業式なんて、なんの感慨もない。毎日毎日何かとバカにされて、くだらないことをさせられて、みんなに笑われてきた三年間だったな。
いじめじゃなくて、いじりだと言い聞かせて、いじられキャラに徹していたのは自分のプライドを守るためでもあったのかもしれない。

無事東京の大学に進学することになり、こんなところには二度と戻ってこないと心に決めたら、すべての原因になったあの女に仕返しをしてやりたくなったんだ。

となると、ここを離れるまでの残り一週間で、準備して決行しなくちゃいけない。わざわざチャリで県外のホームセンターに買いに行ったりして、充実した数日間だったな。


絶対に必要だったのは、ロープと首輪だ。俺の事を犬みたいに扱ったあの女のことを首輪に繋いでやるんだ。

エロ動画で繰り返し見たワンシーンが頭から離れない。首輪に繋がれた女が、犬みたいに這いつくばいながらエロいバイブをぶち込まれてるんだ。

イキそうになったところで頬を引っぱたかれて、それでもヨダレを垂らしながらイカれた目をしてイキまくる女優の顔をあの女に替えて何度オナったか。


使ってない山の物置小屋に連れ込めばこっちのもんだ。どうやって攫うのか、問題はそこだけなんだ。