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アブノーマルごっこ
第22章 キャンドルと家庭教師
右の乳首が真っ赤に染まりました。心の準備はしていましたが、一瞬の熱さに声が出てしまいます。

「お母さん、すごいね…扇情的って感じ?」

しゃがみこんで私の顔をじっと見つめてきました。

「どう?気持ちよくなってきましたか?」

ローソクをゆらゆらしながら、そんな馬鹿げたことを聞いてくる室橋くんを睨みました。

「そんな顔したって、乳首たってんじゃん」

デコピンのようにして、固まったロウを乳首から剥がしました。そして、間髪入れずにまた同じ右側に熱いロウを垂らしました。

「っやぁあぁ!」

低い位置から垂らされたせいか、一段とロウが熱くて、恐怖に体が縮こまってしまいます。

「足…開いてよ」

まさかと思い、私は懸命に拒否しました。
「お願い…そこは……許して…」

「大丈夫だよ。太ももに垂らすだけだって!」
その言葉にすがるしかありませんでした。

恐る恐る足を広げると、たっぷりのロウを垂らされました。床にまで垂れるほどのロウ…徐々に赤く固まっていく私の体…
爪で引っかけるように右の乳首のロウが剥がされました。引っ張られるような感覚で、少し痛みました。

室橋くんの手がローソクをゆらゆらと揺らすのは、溶けたロウを貯めておくためだと分かりました。

その手の動きが始まると、そこから目が離せなくなります。次にくる熱い仕打ちが怖くて仕方ないのです。
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