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第25章 夫婦と主従関係

「イカせて貰えると思ったの？」

「はぃ…イカせて…ぁぁっ…らぇると…おもっ…」

「まだ駄目だよ」

「イキ…たぃです…ぁっ…ぁん…」

「まだ駄目って言ってるでしょう？」

「ご…ごめんなさ…ぁっ…ィキそ…」

「すぐにイッてしまうのはつまらないからね」

「あぁ…」

残念そうな声が出てしまった私から抜かれたバイブは、大きな音を立てながらうねっていた。

「そんな物欲しそうな目でこんなものを見て…。なんていやらしい奥さんなんだろうね。」

「あぁんっ…ごめん…なさい…」



網タイツにヒールを履いた私の腰のラインをうねるバイブでなぞりながら、夫は言った。
「こんなに淫乱な奥さんだなんて知らなかったよ」

「ごめんなさぃ…」


その夜、夫に指示されて身につけたものは到底下着とは言えないものだった。胸を縁取るように黒いベルトでできたブラジャーのような形状…ではあったけれど、肝心なところはどこも隠せていない。

硬く尖ってしまった乳首を、その黒の縁取りが際立たせているだけだった。

「ここは、どうしたんだい？」

乳首をキュッと抓られて、また甘い声が出てしまう。
「はぁん…ごめんなさい…」

右手に持っていたバイブの振動を止めてから、また私の中に挿入した。

「ぁっ…うん…はぁ…気持ちい…です…」

「ずいぶん嬉しそうだね。よし、そのまま落とすんじゃないよ？」
小さなテーブルに載せられている私は、夫の言いつけを精一杯守ろうと気持ちをそこに集中させた。

夫は口元に優しい笑みを浮かべながら私に背を向けて部屋を出ていった。