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アブノーマルごっこ
第26章 お医者さんと契約関係
「舘林先生の彼女ってどんななん人ですかぁ?」
「いや、仕事に集中したいのでそういうのは…」
「じゃぁフリーなんですねぇ!狙っちゃお!」
「狙っちゃ…って、こ、困ります。」
夜勤のナースステーションは、先輩看護師たちの下世話な話ばかりで正直居心地が悪い。
(あぁ、かわいそ💧 )
病院で一番若い館林先生が三十路ナースに両脇を固められて、餌食になるのを横目で見ながら、私はラウンドに出る。
心配な患者さんは特にいない平和な夜。ライトを持って見回る緊張感も今日は薄いな。
ロビーでジュースを買ってた患者さんに気をつけるよう声をかけて、ナースステーションに戻ると一件ファイルの出し忘れがあった。
「坂木、悪いんだけど、それ病理に戻しておいて」
私が一番下っ端だから断れるはずもない。
「了解でーす、今行って来ちゃっていいですか?」
「いいよー!ついでにコンビニ行ってコーヒーゼリー買ってきてー!」
「あたし、お赤飯のおにぎりー」
「野菜ジュース!パックのやつねー!」
「はーい。いってきまーす!」
(って、全然ついでじゃないじゃん。コンビニは外なんですけど?!)
私は完璧な笑顔でナースステーションを出て、病理科に向かった。
「いや、仕事に集中したいのでそういうのは…」
「じゃぁフリーなんですねぇ!狙っちゃお!」
「狙っちゃ…って、こ、困ります。」
夜勤のナースステーションは、先輩看護師たちの下世話な話ばかりで正直居心地が悪い。
(あぁ、かわいそ💧 )
病院で一番若い館林先生が三十路ナースに両脇を固められて、餌食になるのを横目で見ながら、私はラウンドに出る。
心配な患者さんは特にいない平和な夜。ライトを持って見回る緊張感も今日は薄いな。
ロビーでジュースを買ってた患者さんに気をつけるよう声をかけて、ナースステーションに戻ると一件ファイルの出し忘れがあった。
「坂木、悪いんだけど、それ病理に戻しておいて」
私が一番下っ端だから断れるはずもない。
「了解でーす、今行って来ちゃっていいですか?」
「いいよー!ついでにコンビニ行ってコーヒーゼリー買ってきてー!」
「あたし、お赤飯のおにぎりー」
「野菜ジュース!パックのやつねー!」
「はーい。いってきまーす!」
(って、全然ついでじゃないじゃん。コンビニは外なんですけど?!)
私は完璧な笑顔でナースステーションを出て、病理科に向かった。