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アブノーマルごっこ
第26章 お医者さんと契約関係
「お疲れ様でーす!内科病棟の坂木でーす…」
待ってみたけど誰も戻らないので同じ階にある宿直室に向かう。少しだけ開いてる宿直室のドアから中を覗くと、暗闇の中でスマホの画面が光ってた。
(寝てる先生もいるのに、こんなに明るい画面でまったく!!)
…と思ったら、肌色多めのエッチな動画だった。
そーっと近づいてみると、黒いボンテージを着た女の人が、白ブリーフ一枚の男の人のことをヒールでグリグリ踏んづけてる…
(こんなの見てるのは誰?)
そーっと宿直室に頭を入れて見てみると、その眩しいほどの明かりに浮かんでた顔は、あの館林先生だった。
(一番人気なのに実は変態だったか…。)
笑いそうになったけど、なんとか堪えて部屋の中を見回す。病理の担当者はいなそうだったので、ドアを閉めようとしたときだった。
館林先生がこっちを見て、ばっちり目が合ってしまった。目を大きく見開いて、っていうか完全に瞳孔開いちゃってたかも。すくっと立ち上がってこっちに向かってきた。
咄嗟に逃げようとしたけど、部屋から出てきた先生は私の目の前に立った。
「あの…えっと…」
私の胸のあたりを見てる。ネームを見てるんだ。
「坂木です。」
「坂木さん…えっと、何か僕に…」
「病理の人探してただけですけど。」
ファイルをチラつかせる。
待ってみたけど誰も戻らないので同じ階にある宿直室に向かう。少しだけ開いてる宿直室のドアから中を覗くと、暗闇の中でスマホの画面が光ってた。
(寝てる先生もいるのに、こんなに明るい画面でまったく!!)
…と思ったら、肌色多めのエッチな動画だった。
そーっと近づいてみると、黒いボンテージを着た女の人が、白ブリーフ一枚の男の人のことをヒールでグリグリ踏んづけてる…
(こんなの見てるのは誰?)
そーっと宿直室に頭を入れて見てみると、その眩しいほどの明かりに浮かんでた顔は、あの館林先生だった。
(一番人気なのに実は変態だったか…。)
笑いそうになったけど、なんとか堪えて部屋の中を見回す。病理の担当者はいなそうだったので、ドアを閉めようとしたときだった。
館林先生がこっちを見て、ばっちり目が合ってしまった。目を大きく見開いて、っていうか完全に瞳孔開いちゃってたかも。すくっと立ち上がってこっちに向かってきた。
咄嗟に逃げようとしたけど、部屋から出てきた先生は私の目の前に立った。
「あの…えっと…」
私の胸のあたりを見てる。ネームを見てるんだ。
「坂木です。」
「坂木さん…えっと、何か僕に…」
「病理の人探してただけですけど。」
ファイルをチラつかせる。