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アブノーマルごっこ
第3章 飼育委員とランドセル
帰ってすぐ夕やけ公園に行った。
でも、あの子はまだ来てなくて、自分ががっかりしてることに気がついた。

ブランコを限界までこいでみたり、すべり台を立ったまま降りてみたりして、時間をつぶすけどなかなか来ない。

(なんだよ、自分から誘っといてさ)


公園の時計は、いつもより進むのが遅いように感じる。もう帰ろうかと立ち上がったとき、あの子が自転車で向かってくるのが見えた。

「ごめんごめーん。結構待った?」

「そんなことないけど…」

「じゃ、行こ!」

誰でもトイレに向かう背中について行く。

「いい?」
またズボンに手を伸ばしてくる。

「ちょっと待って」

「ん?なあに?」

「なめる前に、条件がある。」

「えぇー、何ー?怖ーい」
とか言いながら、ニコニコしてる。

「それ、見せて。」
あの子の胸を指さす。

「え?どれ?」

「そこ…」

「えっ?!…ここ?」

頷いてみせる。

「……服脱いで?」

まともに顔も見れないけど、頷いて意思表示する。

「見たいの?」

「ボクばっかり見せるのはズルいだろ?」

「うーん…まぁ、確かに…」

そう言うと上に着てたシャツをバッと脱いで下着姿になった。
「やっぱ、これも、だよね?」
タンクトップを脱いで、胸を隠してるやつだけになった。

胸が少し膨らんでるのが分かる。
「そ、それもだよ…」

「分かってるってば。」

ガバッと脱いでこっちを向いた。
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