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性欲部
第5章 食い違うエロ記憶
食事を終え、大きくなった腹を癒しながら、ぽつぽつと話。
僕は、目のやり場に困っている。ちなみに僕は、寿司の出前を受け取った時に服を着て、その後もずっと服を着ている。
思い出したばかりの保育園時代の僕の記憶では、食事を終えた後、僕も女の子たちも全員すっ裸で談笑し、僕は幼いながらもエロ興味を働かせ、女の子たちの裸身をガン見していたものだ。
しかし、今は僕がふと視線を女子の胸やおしりに向けると、向けられた女子たちは
「なに見てるのよ?えっ?」
と口には出さないが、そのような感じの表情だ。
この家に来て最初の30分が衝撃的だっただけに、この落差は何だ?

ふと、奥から目覚まし時計が鳴る音がした。
「あ?僕の目覚ましだ」
と僕は言い残し、自室に行ってそれを止めた。
そして戻ってくると、サチがセクシーな裸の腰をうごめかしながら
「ところで、ケイタ?記憶まだ完全に戻ってないね?」
と言った。
え?もうほとんど戻っているけど…。
「そうだよ、ケイタ♡ケイタの口調、おかしいよ♡」
「え?どこが…」
僕は、今なぜだか饒舌に普通に話している。僕としては考えられないことだが、保育園時代の記憶を思い出してからはこんな感じだ。たぶんだが、僕は幼いときはこんなふうに普通に話せたキャラだったんだ。ただ長い間、その記憶がなぜだか封印されてコミュ障キャラにどっぷりハマっていた。それで、僕の口調が両方混ざっておかしいのかな?と思った。

「ケイタ、自分のことをなんて呼んでる?」
ユウが、尋ねてくる。まだ怖い顔だ。せっかくのかわいいロリータアイドル顔が、台無しだ。
「え?ぼく…、僕、だけど」
「えええ~ッ?違うよ~♡」
えっと、何が違う?
「ケイタって、自分のことを、俺!と言ってたじゃない~!」
え?オレ?俺?
僕は、首をひねった。生まれてこのかた、僕は、自分のことを<俺>と言ったことは、一度もないと思うんだが。
ただ、記憶を忘れていたわけなので、もしかしたら僕は幼いとき自分を<俺>と呼んでいたかもしれない。つまり、僕はまだ記憶を完全に思い出していないということになる。

「ケイタ、それに…昔のエロいことされた時のことだけど」
ユウが、表情を変えた。怒っているような表情から、こんどは少し怯(おび)えているような表情になった。
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