この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋に落ちる時
第3章 フットサルの彼 -3-
堰を切ったように溢れる涙は、全然止まる気配がなくて、人目をさけるようにトイレに入ると、携帯を開いた。

こんな状態じゃ、ご飯なんか行けないや。

とりあえず、隼人さんに連絡しないと─

(用事は終わったんですが、あんまり食欲がなくて、焼肉はまた今度でも良いですか?約束したのにごめんなさい。)

送ったメッセージには、すぐ既読がついて、

(いいよ、今はもうひとり?)

返事が届く。

(そうです。)

そのメッセージが既読になると、また携帯が震え、画面には隼人さんの名前が表示された。

「─もしもし?」

隼人「やっぱ泣いてた。今どこにいるの?」

「まだ丸の内です。」

隼人「丸の内のどのへん?」

「…ブリックスクエアにいます。」

隼人「今から行く。」

「─落ち着いたら一人で帰れます。それに…私、ひどい顔してるから見せたくないです。こんなんじゃご飯も行けないですし。」

隼人「たぶん15分くらい掛かるけど、待てる?」

「隼人さん、私の言ってること聞いて─」

隼人「うん─ごめん、今日は聞かない。着いたらまた連絡するから、一回切るね?」

そう言って電話は切れた。










/65ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ