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恋に落ちる時
第3章 フットサルの彼 -3-
堰を切ったように溢れる涙は、全然止まる気配がなくて、人目をさけるようにトイレに入ると、携帯を開いた。
こんな状態じゃ、ご飯なんか行けないや。
とりあえず、隼人さんに連絡しないと─
(用事は終わったんですが、あんまり食欲がなくて、焼肉はまた今度でも良いですか?約束したのにごめんなさい。)
送ったメッセージには、すぐ既読がついて、
(いいよ、今はもうひとり?)
返事が届く。
(そうです。)
そのメッセージが既読になると、また携帯が震え、画面には隼人さんの名前が表示された。
「─もしもし?」
隼人「やっぱ泣いてた。今どこにいるの?」
「まだ丸の内です。」
隼人「丸の内のどのへん?」
「…ブリックスクエアにいます。」
隼人「今から行く。」
「─落ち着いたら一人で帰れます。それに…私、ひどい顔してるから見せたくないです。こんなんじゃご飯も行けないですし。」
隼人「たぶん15分くらい掛かるけど、待てる?」
「隼人さん、私の言ってること聞いて─」
隼人「うん─ごめん、今日は聞かない。着いたらまた連絡するから、一回切るね?」
そう言って電話は切れた。
こんな状態じゃ、ご飯なんか行けないや。
とりあえず、隼人さんに連絡しないと─
(用事は終わったんですが、あんまり食欲がなくて、焼肉はまた今度でも良いですか?約束したのにごめんなさい。)
送ったメッセージには、すぐ既読がついて、
(いいよ、今はもうひとり?)
返事が届く。
(そうです。)
そのメッセージが既読になると、また携帯が震え、画面には隼人さんの名前が表示された。
「─もしもし?」
隼人「やっぱ泣いてた。今どこにいるの?」
「まだ丸の内です。」
隼人「丸の内のどのへん?」
「…ブリックスクエアにいます。」
隼人「今から行く。」
「─落ち着いたら一人で帰れます。それに…私、ひどい顔してるから見せたくないです。こんなんじゃご飯も行けないですし。」
隼人「たぶん15分くらい掛かるけど、待てる?」
「隼人さん、私の言ってること聞いて─」
隼人「うん─ごめん、今日は聞かない。着いたらまた連絡するから、一回切るね?」
そう言って電話は切れた。