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恋に落ちる時
第5章 丸の内の彼 -2-
その日は1年に渡って続いた大掛かりなシステム刷新のプロジェクトがようやく終わりを迎え、チームで打ち上げにきていた。
会社からしばらく歩いたところにある赤い扉が目印の「Ristorante KANDA」。
その店は、丸の内には珍しい一軒家タイプのイタリアンで、美味しいエスプレッソがついた日替わりランチが人気。
夜もお手頃で美味しいアンティパストと石窯で焼いたピザ、豊富なワインを目当てに多くの客が訪れる人気店だ。
リーダー「皆さん、本当にお疲れ様でした!それでは、PJの成功を祝して、、、乾杯!」
「「「かんぱ~いっ!!」」」
「~っ、美味いっ!」
「やー、今回キツかったすね。」
「無事終わって良かったよな。」
・・・・
リーダーの発声でグラスが合わさると、残業続きの日々が一段落する安堵からか、自然と顔が綻び、会話も弾むメンバー達。
後輩「このお店、いつも混んでて中々入れないんで、嬉しいです。ゆかさんさすがです!!」
後輩が嬉しそうにはしゃいでて、お店を選んだ私も一安心。
ゆか「人気だよね、出来たときから来てるから良くしてもらってて。喜んでくれたならここにして良かったよ~、私、ちょっとトイレ行ってくるから、好きなの頼んで飲んでてね。」
そういって席を立つ。
後輩「私、ゆかさんと同じPJはじめてだったんですけど、すごすぎて本当尊敬でした!」
リーダー「あぁ、お前はじめてか、あいつは出来るよ、自分の仕事も早いけど、それ以上に全体をフォローするのがうまいんだよな。今日の店の予約とかもいつの間にって感じだし。」
「俺も新人の頃、折れそうになる度、尻叩いて貰ってました。笑 the出来る女って感じっすよね。」
話題の中心が私なんてことは露知らず、いつも良くしてくださるオーナーのもとへ挨拶に。
ゆか「オーナー。」
そう声を掛けるとキッチン越しにグレイヘアをしっかりセットした素敵なおじさまの優しい笑顔が覗く。
会社からしばらく歩いたところにある赤い扉が目印の「Ristorante KANDA」。
その店は、丸の内には珍しい一軒家タイプのイタリアンで、美味しいエスプレッソがついた日替わりランチが人気。
夜もお手頃で美味しいアンティパストと石窯で焼いたピザ、豊富なワインを目当てに多くの客が訪れる人気店だ。
リーダー「皆さん、本当にお疲れ様でした!それでは、PJの成功を祝して、、、乾杯!」
「「「かんぱ~いっ!!」」」
「~っ、美味いっ!」
「やー、今回キツかったすね。」
「無事終わって良かったよな。」
・・・・
リーダーの発声でグラスが合わさると、残業続きの日々が一段落する安堵からか、自然と顔が綻び、会話も弾むメンバー達。
後輩「このお店、いつも混んでて中々入れないんで、嬉しいです。ゆかさんさすがです!!」
後輩が嬉しそうにはしゃいでて、お店を選んだ私も一安心。
ゆか「人気だよね、出来たときから来てるから良くしてもらってて。喜んでくれたならここにして良かったよ~、私、ちょっとトイレ行ってくるから、好きなの頼んで飲んでてね。」
そういって席を立つ。
後輩「私、ゆかさんと同じPJはじめてだったんですけど、すごすぎて本当尊敬でした!」
リーダー「あぁ、お前はじめてか、あいつは出来るよ、自分の仕事も早いけど、それ以上に全体をフォローするのがうまいんだよな。今日の店の予約とかもいつの間にって感じだし。」
「俺も新人の頃、折れそうになる度、尻叩いて貰ってました。笑 the出来る女って感じっすよね。」
話題の中心が私なんてことは露知らず、いつも良くしてくださるオーナーのもとへ挨拶に。
ゆか「オーナー。」
そう声を掛けるとキッチン越しにグレイヘアをしっかりセットした素敵なおじさまの優しい笑顔が覗く。