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恋に落ちる時
第6章 丸の内の彼 -3-
─…壊れたように声を上げて、身体を捩らせながら達すると、ようやく彼の動きが止まり、解放された私は必死に息をする…

アキラ「大丈夫?」

頭を撫でながら、満足そうに微笑みかける彼。

ゆか「はぁ、はぁ…だいじょぶじゃ…ない…─アキラさんが、こんないじわるなんて知らなかったです─。」

アキラ「はは、俺もビックリ 笑 少しお水呑みな。」

ゆか「─ありがとうございます。」

差し出されたペットボトルを受け取ろうとするけど、身体から力が抜けて中々動けない。

アキラ「いちいち可愛いな…口あけて?」

そういって、アキラさんは水を口に含むと優しく私にキスを落とす。

ゆか「ん…─っ、ゴクッ、ゴク─」

触れた唇から冷たい水が流れ込むと身体がいくらか楽になった。

そのまま何度か唇を啄むようなキスが繰り返され彼の唇が離れる。


アキラ「…─もっと先までしたい。…いい?」


こんな関係いいのかな─…頭で考えながらも、


ゆか「はい。」


私の口から出た答えは迷いのないyesだった。

これが彼との最初の夜。






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