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恋に落ちる時
第7章 丸の内の彼 -4-
次の定休日にご飯行く約束してるから、その時に伝えよう!!
そう決意を固めたものの、すでに緊張で心臓がバクバク、当日まで普段通りにアキラさんと接する自信がなくて、週に1度は顔を出してるランチにもなんだか行けないでいた(TT)
ハァー、三十路にもなって恥ずかしい…
そう思いながら自席でコーヒーを片手にサンドイッチを食べてると、ランチから戻ってきた後輩に声を掛けられた。
「先輩ー、今日カンダ行ったら、先輩が今週来てないから体調崩してないか?って聞かれましたよー、あんな素敵な人に心配されるなんて羨ましいです!」
…すごく嬉しい///
「あはは…本当お客様想いの良いお店だよね。」
照れ隠しで当たり障りのない返事を返した。
少しは期待してもいいのかな…――
だけど、そんな想いは次の一言で一瞬にして打ち砕かれる事になった。
「本当です、私までときめいちゃいました!もうすぐ結婚しちゃうなんて、私のトキメキが減ります〜。」
「――…そうなんだ、はは、私も減っちゃうな〜。」
え?え?アキラさんの事だよね…?
頭の中はパニック状態だったけど、動揺が伝わらないように何とか言葉を絞り出した。
「オーナーがこないだ言ってたんです、とっても素敵な人だから安心だって。」
「…そっかぁ、オーナーにももう紹介してるんだ、きっと素敵な人だろうね…、あ、私、次会議だった!ごめん、その前にちょっとトイレ行ってくるね!」
「はーい!」
そう言って足早に席を立つ。
そう決意を固めたものの、すでに緊張で心臓がバクバク、当日まで普段通りにアキラさんと接する自信がなくて、週に1度は顔を出してるランチにもなんだか行けないでいた(TT)
ハァー、三十路にもなって恥ずかしい…
そう思いながら自席でコーヒーを片手にサンドイッチを食べてると、ランチから戻ってきた後輩に声を掛けられた。
「先輩ー、今日カンダ行ったら、先輩が今週来てないから体調崩してないか?って聞かれましたよー、あんな素敵な人に心配されるなんて羨ましいです!」
…すごく嬉しい///
「あはは…本当お客様想いの良いお店だよね。」
照れ隠しで当たり障りのない返事を返した。
少しは期待してもいいのかな…――
だけど、そんな想いは次の一言で一瞬にして打ち砕かれる事になった。
「本当です、私までときめいちゃいました!もうすぐ結婚しちゃうなんて、私のトキメキが減ります〜。」
「――…そうなんだ、はは、私も減っちゃうな〜。」
え?え?アキラさんの事だよね…?
頭の中はパニック状態だったけど、動揺が伝わらないように何とか言葉を絞り出した。
「オーナーがこないだ言ってたんです、とっても素敵な人だから安心だって。」
「…そっかぁ、オーナーにももう紹介してるんだ、きっと素敵な人だろうね…、あ、私、次会議だった!ごめん、その前にちょっとトイレ行ってくるね!」
「はーい!」
そう言って足早に席を立つ。