この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋に落ちる時
第1章 フットサルの彼 -1-

「…ちゃん、舞ちゃん。」
ポンポンと肩をたたかれる。目を開けると隼人さんが目の前に立っていた。
「起きた?次で乗り換えるよ。」
「…あ!ごめんなさい。私、寝ちゃって。起こして頂いて、ありがとうごさいます。…皆さんは、もう降りられたんですか?」
「うん、あんまこっち方面いないんだよ。…大丈夫?」
「大丈夫です、眠くなっちゃっただけで気分が悪い訳じゃないです。」
「そうじゃなくて…泣いてたから。」
そういって少し身を屈めた彼の手が私の頬に添えられ、親指が優しく涙の後を拭う。
「あはは…恥ずかしい。…最近色々あって。でも、大丈夫です。」
「…無理すんなよ?」
「はい、ありがとうございます。」
「ん。着いた。行くよ?」
そういった彼は私の右手を引き、立ち上がらせると、その手をつないだまま歩きだした。
ポンポンと肩をたたかれる。目を開けると隼人さんが目の前に立っていた。
「起きた?次で乗り換えるよ。」
「…あ!ごめんなさい。私、寝ちゃって。起こして頂いて、ありがとうごさいます。…皆さんは、もう降りられたんですか?」
「うん、あんまこっち方面いないんだよ。…大丈夫?」
「大丈夫です、眠くなっちゃっただけで気分が悪い訳じゃないです。」
「そうじゃなくて…泣いてたから。」
そういって少し身を屈めた彼の手が私の頬に添えられ、親指が優しく涙の後を拭う。
「あはは…恥ずかしい。…最近色々あって。でも、大丈夫です。」
「…無理すんなよ?」
「はい、ありがとうございます。」
「ん。着いた。行くよ?」
そういった彼は私の右手を引き、立ち上がらせると、その手をつないだまま歩きだした。

