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第19章 転校生

４時間目のホームルーム…

鈴木先生の後ろから、ひとりの女の子が教室に入ってきました。

「綺麗じゃん！」
「上品でお嬢さんぽいね！」
「そういう女の子のエッチな姿ってそそるよね」
男子たちが盛り上がります。

色白で細面の美人で、長くて真っすぐな黒髪です。

鈴木先生は黒板に
『花京院麗香』
と書きました。

「貴族みたいな名前やな…」
美佳ちゃんがつぶやきます。

「ワタクシは花京院麗香でございます。　ガショハラ王国の皇太子さまに嫁ぐ花嫁修業として、この高校の淫交コースに転校してまいりました。　よろしくお願いいたしますわ」
自己紹介する女の子。

ガショハラ王国？！
皇太子？！
花嫁修業？！

予想外の言葉が出てきて、私は唖然とします。

「ガショハラ王国は一夫多妻制の国です。　王族に嫁ぐ花嫁はハーレムに入ります。　そのハーレムで寵愛を受けるための性技を、麗香ちゃんはここで勉強するのです」
鈴木先生が説明します。