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華ヶ丘高校 淫交コース♪
第3章 入学式
舞台に妹尾くんが昇ります。

「どんな演説をするか楽しみデスネ」
ドロシーちゃんがワクワクしています。

きっと立派な演説でしょう。

妹尾くんの演説は中学のときに何度も聞いたことがあります。
妹尾くんは生徒会長でしたから。

力強い弁舌で、その上手さを先生たちも感心していました。

しかし…

「あ…えっと…ぼ…僕はぜ…全新入生を…だ…だ…代表して…えっと…えっと…」
今日の妹尾くんはしどろもどろで、昔の妹尾くんとは大違いです。

「なんだかガッカリデスネ」
ため息まじりのドロシーちゃん。

「いったい、どうしたのかな? 妹尾くんでも緊張することがあるのかな?」
私はのん気に言いました。

実はこのとき、妹尾くんはすごく動揺していたのです。
そして、その動揺の原因は、私が淫交コースに入学したことだったのです。

でも、このときの私は、妹尾くんのそんな気持ちを想像すらできませんでした。
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