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華ヶ丘高校 淫交コース♪
第7章 クラス委員
入学してから一週間が経ちました。

今日の1時間目は数学。

「素数とは他の数で割りきれない数のことで、たとえば・・・」

先生はそう言いつつ、黒板に数字を書きます。
『2,3、5、7』

素数なんて中学で習ったのに・・・
私はちょっと驚きます。

淫交コースには一般教科が苦手な生徒が多そうですが、素数を知らないなってあり得ません。

「では、次の中でどれが素数か言ってみて下さい。 えっと・・・出席番号4番の奥田さん」
先生は黒板に新たに数字を書いて、出席簿を見て美佳ちゃんを指名します。

先生が黒板に書いた数字は
『9、11、15』
です。

美佳ちゃんのことを『奥田さん』って呼んだことで、この先生は淫交コースの先生じゃなく、他のコースから出向いてきたんだってことが分かります。

淫交コースの中では親密さを増すために、先生は生徒を(そして生徒たち同士は)姓じゃなくって名前で呼ぶことになっています。

淫交コースは1学年あたり1クラスで、先生の数も多くないので、淫交コース専任の数学の先生はいないのです。
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