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第9章 明良の新しい性の経験

Twitterでフォローした麻衣＆麻友の麻友のほうからメッセージがあり、そこからメールで連絡を取りあったりしていた。

事務所のネタ見せに参加しただけでそういう知り合いが出来たことで明良はかなり浮かれていた。

芸人になると芸能人の知り合いが増えていくんだな・・・

有名な芸人さんと飲んだり出来るのかな・・・

アイドルの女の子と付き合ったり出来るのかな・・・

ネタもまだ満足に作れないながら、ここ最近不思議と変な自信が生まれていて「ひょっとしたら俺売れるんじゃないかな！？」と思っていた。

麻友から「良かったら明日とか学校終わりに私の家に遊びに来ない？私ご飯作るから一緒に食べよう。」と誘われた。

このメールの文章を見た時に「え！？は！？」と一瞬戸惑ったが、直ぐに返信して行く約束をした。

学校終わりにってことは・・・夕方になるよな・・・

女性が家に・・・ってことはひょっとして・・・お泊りで・・・

これは・・・・
間違いなくあるな！！！
そう思うと足は近くのドラッグストアに向かいコンドームを購入した。

やっぱり12個入りだよな・・・
まあ、もしそういう雰囲気になったら・・・
使おう！
と決めていた。

そして次の日、学校終わりに麻友のマンションがあるK駅に到着した。

麻友のマンションはK駅から徒歩7分ぐらいにあるおしゃれなマンションだ。

マンションに到着しオートロックがあるので号室の番号を押し呼び出すと「あ！明良君。待ってたよ。どうぞ～。」とオートロックのドアが開く。

エレベーターに乗ると、今日のこの後のことを考えると心臓がバクバクしている。

こういう時に妙に落ち着こうとすると余計に焦る。

軽く深呼吸していると麻友が住んでいる階に到着し、ドキドキしながら号室の呼び出しを押すと「は～い。どうぞ～。」と麻友が現れた。

「あ、失礼します。」と玄関で靴を脱ぎ、廊下を歩く。

部屋はシンプルな1Kタイプのマンションで、バストイレは別々。独立洗面台もある。カーテンは薄いピンクで女性の部屋！という感じだった。

「今日、カレー作ったの。カレーは好き？」

「あ、はい。あの、カレー・ハンバーグ・ラーメンが好きです。」

「うふふふ。好きなものが可愛いね。」と麻友は笑ってくれた。

緊張状態が極限になった明良は突然、麻友を後ろから抱き締めた。