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真面目で優秀な、憧れの生徒会長はDQNに弄ばれます
第4章 衣原舞
気が付いた時には男はいなかった。

意識が戻ってしばらくも身体を起こせなかった。
……下腹部で、何か冷たい物がドロドロ溢れているのを感じる。
見たくない。
見たくもない。

中学生の舞には、それがどんなものなのか、それまでまともに向き合ったことはなかった。
けど、覚えている。

最後の最後。

男の身体が、ピタリと止まり、本当に本当の奥、痛さで気が狂いそうな程の場所に突き刺さり、そして。


まるで蛇口を最大にひねり、先端をギリギリに細めたホースからの噴射を受けるかのような感触が下腹部に打ち付けられたことを。

「あ〜あ、こりゃ‘また’妊娠しちゃったかな」

という言葉を。

……そして、舞は知らない。

舞の意識が離れた後も、男はその後23発の射精を、舞に与えたことを。

「ううっ……」

なんとか起き上がることが出来た。

ドロッ……

「ああっ……」

身体を曲げると、また下腹部からドロリとしたものが溢れてきた。

……白い。

「なにこれ……」

白い液体。
舞には何なのかわからない。

だが、身体が、心が、精神が。

これは拒否すべきものと信号を送っている。

これは駄目だと。
これを出されたら、おしまいなのだと。

「うっうぅっ……!!」

嗚咽。

ドロッ

その嗚咽で下腹部に力が加わり、また濃い物が溢れ出る。

(いや…………いや…………いや………………)

男の汗

精液
を身体にまとわりつかせ、上と下から涙と精液を垂れ流す、中学2年生の少女。

それは地獄の光景……。
なのかもしれない。

だが。

それはまだ甘い地獄だったのかもしれない。

これは、彼女の本当の地獄の、入口に過ぎなかったのかもしれない。
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