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真面目で優秀な、憧れの生徒会長はDQNに弄ばれます
第8章 鮎美とカズオ
秋山カズオと思しき人物は、制服のまま堂々とコンビニに入って行った。
あの人も校則違反……。

注意するのは少し怖いけど、今日の教室のことも何か知ってるかもしれない。

それに、店内にはお客さんも、店員さんもいる。

(……大丈夫)

先に出ていった衣原さんのことも気になるけど、まずは、滅多に学校に来なくて、次いつ見掛けるかわからない彼への接触を試みることにした。

追い掛けてコンビニに入る。

彼はちょうどトイレに入ったところだった。

……堂々と、多目的用のスペースが広いトイレを使っている。
男子トイレは別で空いているのに。

素行が悪い噂は教室で少し聞いたけど、ここまでの行動を見ても確かにそれを裏付ける物はあるなと思ってします。
……そもそも自転車も違反だし。

トイレの出口で彼を待つ。

しばらくして出てきた彼に声を……。

「あ?」

ギロリと睨みつけてくる目。
その威圧感。

「……っ」

言葉が出ない。
こんな経験は初めてだった。
生徒会長になる時、全校生徒を前にスピーチした時も口篭ることなんてなかったのに。

彼はその場から動かず私を見ている。

思わず目線を下に向け、あたかもトイレの順番を待っていたかのように彼の横をすり抜けて、扉を閉めた。

その瞬間、血の気がサーッと引くのを感じた。
間違いない。
彼は秋山カズオだ。

……せっかくトイレに入ったし、用を足そう。
鍵に手を伸ばした瞬間。

勢い良く扉が開けられた。

「……えっ!?」

そしてズイっと入り込み、そしてバチンと鍵を閉めたその彼は、秋山カズオだった。
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