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最後の女
第3章 看護師、田宮
11時を回ったときだった。
またあの看護師が訪れた。
ステンレス製のワゴンを押してきた。
ワゴンの上には、何かの処置に必要な器具と容器が載っているようだった。
「それじゃ、葛西さん、これから手術の準備しますね。ご家族の方は談話室でお待ちいただけますか」
看護師は美代子と菜月を促した。
カーテンが閉められた。
「じゃ、葛西さん、“ていもう”処理しますね……すみません、本当は処置室で行うのですが、今混み合っていますので、ここでさせてもらいます」
看護師は掛け布団を剥いだ。
「ていもう……?」
「はい。剃毛です。下腹部の毛を剃りますね……じゃ、下だけ脱いでもらえますか?」
「今ですか……? ここでですか……?」
あわてて聞き返した。
「はい」
彼女は顔色も変えずきっぱりと言った。
「すぐ済みますので」
彼女は薄いゴムの手袋をはめ始めた。
はめ終え、動きが止まった。
目が誠一に脱ぐように促している。
拒否する理由が見つからなかった。
誠一はおずおずと、パジャマとブリーフを一緒に下げた。
ペニスの根元までだ。
ペニスは見えないようにした。
下腹部の黒い陰毛が露わになった。
これくらいで大丈夫だろうと思った。
相手は看護師とはいえ、見ず知らずの若い女に自分のペニスを見せることは出来なかった。
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