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最後の女
第3章 看護師、田宮
誠一のそんな狼狽にも関わらず、彼女の表情は変わらなかった。
「いいえ、じゃ、剃りますね」
口調も驚くほど変わっていない。
先ほどの剃刀を手に取った。
ペニスはもう裏側しか見えなかった。
剃刀の刃がペニスの裏側の根元部分に当てられる。
彼女の手は亀頭だけを握っている。
くびれの裏側に親指を当てて。
ペニスの裏側を刃が何ミリか動いた。
彼女の大きな目が、刃の行方を追う。
「痛くありませんか?」
彼女の視線がちらりと、こちらに向く。
「は、はい」
ペニスを勃起させて、紳士的答える自分が滑稽に思えた。
刃がゆっくりとペニスの表面を滑る。
勃起した竿に、それは、ちりちりと、刺激を与えた。
根元まで来た。
ガーゼで拭き取られる。
刃が動くたび、亀頭の裏側を押さえている親指が、じりりと動く。
痛くなどなかった。
力が抜けそうになった。
心なしか親指は亀頭の裏を何度も上下している。
誠一は顔をしかめた。
勃起は収まるどころか、血流をまだ溜め込こもうとし、心臓の鼓動のように微かに振れていた。
彼女は、その振動を押さえるように亀頭を掴む手に力を入れた。
刃を違う箇所に当てるたび、放しては掴みを繰り返す。
そのたびに指が、くびれを擦る。
良子が作っていった鈍痛が振り返してきた。
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