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最後の女
第3章 看護師、田宮

誠一の焦りをよそに、彼女は薄い唇をきりりと閉じ、よこしまな感情など微塵も表さず、刃の置かれた場所だけを見つめている。
裏を剃り終え、ガーゼで拭う。
今度は表側だった。
彼女の手は、下腹部に付きそうなペニスの下に差し込まれた。
中央から先端にかけて握る。
力を入れて起こされた。
親指の腹を亀頭のくびれに押し当てられる。
その方が、引っ掛かりがあって押さえ易いのだろう。
そのまま足元に押し付けて倒す。
親指がそれに従い亀頭の表面を擦る。
誠一は深呼吸を繰り返す。
倒しながら剃ろうとするが、ペニスの反り返る力に負け、刃を当てられないでいた。
彼女は乱暴に、何度も先端を前に倒した。
そのたびに彼女の親指が亀頭を擦り上げる。
先ほど良子に促され、出そうというところまで来ていたのだ。
もう“通り道”は出来上がっていた。
鈍痛が中心に集まり始めた。
彼女は、剃るのをあきらめたように手を離した。
手袋を脱ぐ。
「すみません。剃りにくいので」
誠一はその言葉の意味がわからなかった。
彼女の手が直にペニスに触れた。
改めて温かいと思った。
左手で、亀頭のくびれの下に指を回して握っている。
握ったまま、ゆっくりと下に滑らした。
それに合わせてペニスの厚い皮がずり下がった。
手が根元で止まると、今度は上に向かって動いた。
亀頭の先が、皮で覆われる寸前まで上げられた。
そのとき、先端から透明な液が絞り出されるのが見えた。
また握られ、下げられた。
誠一は彼女の動きの目的が量れなかった。
やめて欲しかったが、それを口にすることは出来なかった。
裏を剃り終え、ガーゼで拭う。
今度は表側だった。
彼女の手は、下腹部に付きそうなペニスの下に差し込まれた。
中央から先端にかけて握る。
力を入れて起こされた。
親指の腹を亀頭のくびれに押し当てられる。
その方が、引っ掛かりがあって押さえ易いのだろう。
そのまま足元に押し付けて倒す。
親指がそれに従い亀頭の表面を擦る。
誠一は深呼吸を繰り返す。
倒しながら剃ろうとするが、ペニスの反り返る力に負け、刃を当てられないでいた。
彼女は乱暴に、何度も先端を前に倒した。
そのたびに彼女の親指が亀頭を擦り上げる。
先ほど良子に促され、出そうというところまで来ていたのだ。
もう“通り道”は出来上がっていた。
鈍痛が中心に集まり始めた。
彼女は、剃るのをあきらめたように手を離した。
手袋を脱ぐ。
「すみません。剃りにくいので」
誠一はその言葉の意味がわからなかった。
彼女の手が直にペニスに触れた。
改めて温かいと思った。
左手で、亀頭のくびれの下に指を回して握っている。
握ったまま、ゆっくりと下に滑らした。
それに合わせてペニスの厚い皮がずり下がった。
手が根元で止まると、今度は上に向かって動いた。
亀頭の先が、皮で覆われる寸前まで上げられた。
そのとき、先端から透明な液が絞り出されるのが見えた。
また握られ、下げられた。
誠一は彼女の動きの目的が量れなかった。
やめて欲しかったが、それを口にすることは出来なかった。

