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乳母…めのと
第5章 乳母…5
隼人を育てていた4ヶ月を全否定された気がした。
確かにあおいは他人で関係は無い。佐野を責められる筋合いも無い。でも…あんなに息子を可愛がり面倒を見ていて、優しかった佐野が冷たい言葉を発した事にショックだった。
あおいはどっと身体が重くなり、その場に倒れ込んでしまいそうだった。
どうやって事務所に着いたのか覚えていなく、川口の部屋ではなく、事務所の奥の部屋に帰ったのだった。
何も考えられずにそのままベッドに横たわり眠ってしまった。
そのまま夕方になり、朝になっていた。
あおいは起き上がれなかった。
今まで一生懸命に生きてきたのが馬鹿らしくなってしまったのだ。
何故、あの時赤ん坊と一緒に死んでしまわなかったのか…
何故、あの時佐野に出逢ってしまったのか…
再びあおいは眠ろうとした。
すると部屋のドアが開いて
「あおいちゃん?ここにいたの?帰ってこないし、連絡はないし…心配したよ。何かあったの?」
疲れた顔の川口だったが今のあおいは川口の心配をする余裕も無かった。
あおいは、ただ俯いていただけだった。
確かにあおいは他人で関係は無い。佐野を責められる筋合いも無い。でも…あんなに息子を可愛がり面倒を見ていて、優しかった佐野が冷たい言葉を発した事にショックだった。
あおいはどっと身体が重くなり、その場に倒れ込んでしまいそうだった。
どうやって事務所に着いたのか覚えていなく、川口の部屋ではなく、事務所の奥の部屋に帰ったのだった。
何も考えられずにそのままベッドに横たわり眠ってしまった。
そのまま夕方になり、朝になっていた。
あおいは起き上がれなかった。
今まで一生懸命に生きてきたのが馬鹿らしくなってしまったのだ。
何故、あの時赤ん坊と一緒に死んでしまわなかったのか…
何故、あの時佐野に出逢ってしまったのか…
再びあおいは眠ろうとした。
すると部屋のドアが開いて
「あおいちゃん?ここにいたの?帰ってこないし、連絡はないし…心配したよ。何かあったの?」
疲れた顔の川口だったが今のあおいは川口の心配をする余裕も無かった。
あおいは、ただ俯いていただけだった。