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乳母…めのと
第2章 乳母…2

朝食が終わると、すぐに佐野は出掛けた。
「昼前に戻るから…」
そう言うと慌てて出掛けた。
あおいは、隼人を抱き、佐野を見送った。
朝食の片付けをし、洗濯機を回しあまり散らかっていない部屋の掃除をすると、
「隼くん、お天気だからお散歩に行こうか?」
隼人を抱き上げベビーカーに乗せた。
駅の近くの公園に出掛けたのだ。
ベビーカーで散歩をしている女性が何人かいた。
その中で一人の女性がジッとあおいを見つめていた。
あおいはその人に気付くと軽く会釈をした。するとその女性はベビーカーを引きながらあおいの傍に来て
「こんにちは。男の子?」
とベビーカーの隼人をチラッと見た。
彼女は髪はカールし、お化粧をしっかりし、カシミヤのキャメル色のセーターに黒のカシミヤのショールをかけていた。
「うちの子はもうすぐ3カ月で…動きや夜泣きが激しくて…」
「そうなんですか。大変ですね。うちはよく寝てくれて…寝過ぎで心配になります。」
「名前は?うちの子はあおい。」
「あおいちゃんって言うの?私と同じ名前だわ。ふふふ。よろしくね。あおいちゃん。この子は隼人というの。」
「そう、隼人…くん。宜しくね。隼人くんママも宜しくね。」
「あ…は…はい。宜しくお願いします。」
自分は隼人のママではなかったが見知らぬこの女性にいちいち説明する事も無いし…ママということでいいかなと思ったのだ。
「昼前に戻るから…」
そう言うと慌てて出掛けた。
あおいは、隼人を抱き、佐野を見送った。
朝食の片付けをし、洗濯機を回しあまり散らかっていない部屋の掃除をすると、
「隼くん、お天気だからお散歩に行こうか?」
隼人を抱き上げベビーカーに乗せた。
駅の近くの公園に出掛けたのだ。
ベビーカーで散歩をしている女性が何人かいた。
その中で一人の女性がジッとあおいを見つめていた。
あおいはその人に気付くと軽く会釈をした。するとその女性はベビーカーを引きながらあおいの傍に来て
「こんにちは。男の子?」
とベビーカーの隼人をチラッと見た。
彼女は髪はカールし、お化粧をしっかりし、カシミヤのキャメル色のセーターに黒のカシミヤのショールをかけていた。
「うちの子はもうすぐ3カ月で…動きや夜泣きが激しくて…」
「そうなんですか。大変ですね。うちはよく寝てくれて…寝過ぎで心配になります。」
「名前は?うちの子はあおい。」
「あおいちゃんって言うの?私と同じ名前だわ。ふふふ。よろしくね。あおいちゃん。この子は隼人というの。」
「そう、隼人…くん。宜しくね。隼人くんママも宜しくね。」
「あ…は…はい。宜しくお願いします。」
自分は隼人のママではなかったが見知らぬこの女性にいちいち説明する事も無いし…ママということでいいかなと思ったのだ。

