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乳母…めのと
第2章 乳母…2

「やっぱり夫婦に見えるのかな?」
佐野が笑いながら言うと
「そ…そうですね。隼くんを…赤ちゃんを連れているし…」
「そうだね。周りは二人の関係なんて知らないだろうし。」
また二人の間に微妙な空気が流れた。
「あ…あの…歩道橋じゃなくてあちらの信号を渡りたいんですけど…」
転げ落ちた歩道橋に差し掛かるとあおいは立ち止まった。
「ここを渡った方が近いし、ベビーカーも上れるし…」
「ご…ごめんない。私は信号を…佐野さん、先に行って下さい。」
あおいは手を震わせていた。
「そんな…謝られる程の事でも無いし、信号を行こう。」
佐野はベビーカーを引きだし、あおいは佐野の後ろを済まなそうに歩きだした。
「何かあるの?歩道橋。」
佐野は振り返り尋ねた。
「以前、足を滑らせて落ちたの。」
あの時のことを思い出していた。
「え?大丈夫だったの?」
佐野は驚いていた。
「私は…私は大丈夫だったけど…お腹にいた…赤ちゃんが…」
あおいは立ち止まってしまった。
「え?赤ちゃん…ここで?」
佐野も待ち止まり、慌ててあおいの傍に来た。
「だ…誰かに…押されたの。」
青い顔をし、あおいは震えていた。
「誰かに?誰に?」
あおいは首を振った。
佐野はあおいの背中に掌を当て、撫りながら
「大変だったんだね。知らないでいてゴメンね。」
と優しく慰めた。
佐野が笑いながら言うと
「そ…そうですね。隼くんを…赤ちゃんを連れているし…」
「そうだね。周りは二人の関係なんて知らないだろうし。」
また二人の間に微妙な空気が流れた。
「あ…あの…歩道橋じゃなくてあちらの信号を渡りたいんですけど…」
転げ落ちた歩道橋に差し掛かるとあおいは立ち止まった。
「ここを渡った方が近いし、ベビーカーも上れるし…」
「ご…ごめんない。私は信号を…佐野さん、先に行って下さい。」
あおいは手を震わせていた。
「そんな…謝られる程の事でも無いし、信号を行こう。」
佐野はベビーカーを引きだし、あおいは佐野の後ろを済まなそうに歩きだした。
「何かあるの?歩道橋。」
佐野は振り返り尋ねた。
「以前、足を滑らせて落ちたの。」
あの時のことを思い出していた。
「え?大丈夫だったの?」
佐野は驚いていた。
「私は…私は大丈夫だったけど…お腹にいた…赤ちゃんが…」
あおいは立ち止まってしまった。
「え?赤ちゃん…ここで?」
佐野も待ち止まり、慌ててあおいの傍に来た。
「だ…誰かに…押されたの。」
青い顔をし、あおいは震えていた。
「誰かに?誰に?」
あおいは首を振った。
佐野はあおいの背中に掌を当て、撫りながら
「大変だったんだね。知らないでいてゴメンね。」
と優しく慰めた。

