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この想い、あなたに届くまで~遊廓(くるわ)の恋~
第6章 第二話【春の日】其の弐
「―この間の夜、おさとちゃんが話してたの。真吉さんがその、東雲さんの部屋に行ったって」
最後はどうしても上手く言えず、顔が紅くなった。
「だって、東雲さんって、同じ女の私が見ても、凄く綺麗でお月さまのように光り輝いていてるから。真吉さんもきっと東雲さんに好かれて悪い気はしないんじゃないかって」
そこまで言って、お逸はますます紅くなった。
「ごめんなさい、私ったら。馬鹿なことばかり。本当にごめんなさい。どうかしてるわ」
最後はどうしても上手く言えず、顔が紅くなった。
「だって、東雲さんって、同じ女の私が見ても、凄く綺麗でお月さまのように光り輝いていてるから。真吉さんもきっと東雲さんに好かれて悪い気はしないんじゃないかって」
そこまで言って、お逸はますます紅くなった。
「ごめんなさい、私ったら。馬鹿なことばかり。本当にごめんなさい。どうかしてるわ」