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この想い、あなたに届くまで~遊廓(くるわ)の恋~
第6章 第二話【春の日】其の弐 
 耳許で囁いた真吉がお逸の両頬を大きな手のひらで包み込む。そっと仰のけられ、唇を重ねられた。今度は少し長い口づけだった。先刻よりは長いとはいっても、そっと押し当てられただけのごく軽いものだ。
 唇が離れると、お逸の眼にまた涙が溢れそうになった。
「じゃあな、あまり長く一緒にいて、誰かに見られちまったら困る」
 でも、真吉の前でこれ以上、涙は見せられない。お逸は懸命に涙をこらえた。
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