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夢で逢えたなら~後宮秘談【怨のものがたり~朝鮮王朝後宮譚改題
第3章 結ばれる
「震えているな」
 王は抑楊のない口調で言うと、百花の手を軽く握ったまま、引っ張った。
「そのような場所に突っ立ったままでは、余計に身体が冷える。こちらへ」
 王の言葉は絶対である。百花は震えながら、その言葉に従うしかなかった。
 寝所には既にふた組の豪奢な夜具が整然と用意され、その傍らに酒肴の乗った卓まで整っていた。
 王は卓の前に胡座をかき、向かい合った場所を手で指し示した。そこに座れということなのだろう。
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