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《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第7章 それぞれの日々の中で…
日曜日の勉強会は森部家綾香の部屋、または必要な参考書等が必要な時には直人の部屋だというのは何回か書き記したとうりで時折父親の稜も参加したりもする。

『どれどれ…うん、僕が作った問題集6割正解だ、中川くん少しずつ理解出来るようになって…頑張ったな』
稜は嬉しそうに頷き中川の頭を撫でてやるのは直人・綾香にも同じようにしていたからだろう。

『おじさん…嬉しいっす』
中川は小さな子どものように目を細め笑顔になり゙稜を見る。

『父さんよりおじさんの方がお父さんらしい…勉強苦手だけど教えてもらうのはバカにされていないっていう……』
彼は少し泣きそうな顔をして我慢する。

『僕は中川くんをバカに等していないさ、綾香の大切な友達だからね、僕も勉強しか取り柄ないから嬉しくて時々お邪魔してる感じ?』
稜は優しく微笑む。

『全然邪魔じゃないっす、綾香さんが教え上手なのはおじさんゆずりみたいな…少し勉強が好きになれそうな気がして…俺清陵入試ギリギリのとこで落ちて試験は受けたけど他の高校に行く奴らがいて繰り上がり補欠合格みたいな…試験勉強も成瀬さんが教えてくれて…出そうなところを丸暗記…みたいな…これしか方法ないだろうみたいな…頭悪いから……』
彼は丸暗記みたいな方法で繰り上がり補欠合格が恥ずかしく自分で言っておきながらバツが悪くて下を向いた。

『カンニングしていないなら補欠合格であれ大丈夫さ、どれだけ中川くんが努力しているか毎週欠かさず勉強しに来ている事で僕はわかっているつもりだよ』
そう言い立ち上がりドアへと向かう。

『のり子がパンケーキを焼くから10分くらいでリビングに来なさい』
作るお菓子も最高だとでもいうように彼は階下で匂いが届いているかのように鼻をクンとならし出ていく。

パンケーキを食べて勉強の進み具合と中川のテニスの話、綾香の受験話、稜やのり子の仕事の話等に会話は尽きなかった。
それから後も勉強を続け夕方頃いつものように終わった。

『ご褒美…』
そう言って中川は綾香の肩を抱き唇を合わせキスをする。
学校で弁当後の触れ合うくらいのキスは書き記した時から続いていて、日曜の勉強後にもご褒美だと言い中川は綾香に触れてくる。

慣れないキスも毎日、そして勉強後の日曜に繰り返していると唇の触れ合いから唇を舐めていく手順や舌で口内を貪る事にもぎこちなさはなくなる。


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