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《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第10章 卒業…
ポニーテールに黒のリボン、3年着て馴染んだ制服姿の綾香が家を出ると隣の中山慎吾も登校するというタイミングだったらしい。
『おはよう慎吾ちゃん、楓おばさんおはようございます』
『うっす、走ってくか?』
綾香は手をふって断り苦笑い、慎吾は全速力で走ってく。
懐かしいな…
そういえば慎吾ちゃんのこういうノリで悩んでたっけ、相変わらずだな〜…
けど変わらない事ホッとする…
ジャージ男子の慎吾とはいえ卒業式の朝は制服だった。
『式には着替えるからってジャージで行くってきかないのをおばさん止めたのよ』
彼の母・楓も苦笑い。
『あはは、相変わらず、おばさん行ってきます』
彼女は楓に手をふる。
『綾香、お父さんお母さんも後で行くから〜』
稜はスーツ姿・のり子はワンピース姿で手をふる。
『うん、行ってきます』
綾香は歩きだす。
昨日ラインで約束した事、卒業式が終わったら2人でお祝いしようと中川からの提案を綾香も楽しみにしていた。
でもお母さん家でお祝いしましょ、ってウキウキしてるけど茶髪くんそれでもいいよね?
いつもの学校も今日で最後かと思うと彼女は愛おしげに靴箱の名前を指でなぞった。
白い上履き、これも今日で最後…
大学生になったらヒールの靴を履いて校舎内も靴で良いのかしら…
『綾香終わったらおめでとう会やる?』
笑う唯も少し卒業式という事で笑みが大人っぽい。
『茶髪くんと会うまでならあいてる』
『わかった』
それからすぐ教室に向かおうとした時彼女を呼び止める声、中川。
『綾香卒業おめでとう、嬉しいけど4月から学校来てもいないんだろ…』
彼は淋しいというようにそっぽを向いた。
『あたしが瑞穂大ってだけで今までどうり会えるし変わらないよ』
そうあってほしいと笑う。
『そうだな、ラインするし電話も、って事で終わったらお祝い忘れんなよ』
中川は手をあげて教室に戻ろうとしていた。
『中川、期末85点が3科目頑張ったようだな、この調子で頑張れ、先生も鼻が高いぞ』
『はい』
そんな会話に綾香は後ろを振り向くと先生が中川の肩をポンポンとたたいているが、励ましとねぎらいのようだ。
良かった、茶髪くん…
悪い子なんて最初からいないんだから…
教室では就職と進学とで進路が決まっている生徒で互いにねぎらい、新しい住所の登録等でざわざわと騒がしかった。
『おはよう慎吾ちゃん、楓おばさんおはようございます』
『うっす、走ってくか?』
綾香は手をふって断り苦笑い、慎吾は全速力で走ってく。
懐かしいな…
そういえば慎吾ちゃんのこういうノリで悩んでたっけ、相変わらずだな〜…
けど変わらない事ホッとする…
ジャージ男子の慎吾とはいえ卒業式の朝は制服だった。
『式には着替えるからってジャージで行くってきかないのをおばさん止めたのよ』
彼の母・楓も苦笑い。
『あはは、相変わらず、おばさん行ってきます』
彼女は楓に手をふる。
『綾香、お父さんお母さんも後で行くから〜』
稜はスーツ姿・のり子はワンピース姿で手をふる。
『うん、行ってきます』
綾香は歩きだす。
昨日ラインで約束した事、卒業式が終わったら2人でお祝いしようと中川からの提案を綾香も楽しみにしていた。
でもお母さん家でお祝いしましょ、ってウキウキしてるけど茶髪くんそれでもいいよね?
いつもの学校も今日で最後かと思うと彼女は愛おしげに靴箱の名前を指でなぞった。
白い上履き、これも今日で最後…
大学生になったらヒールの靴を履いて校舎内も靴で良いのかしら…
『綾香終わったらおめでとう会やる?』
笑う唯も少し卒業式という事で笑みが大人っぽい。
『茶髪くんと会うまでならあいてる』
『わかった』
それからすぐ教室に向かおうとした時彼女を呼び止める声、中川。
『綾香卒業おめでとう、嬉しいけど4月から学校来てもいないんだろ…』
彼は淋しいというようにそっぽを向いた。
『あたしが瑞穂大ってだけで今までどうり会えるし変わらないよ』
そうあってほしいと笑う。
『そうだな、ラインするし電話も、って事で終わったらお祝い忘れんなよ』
中川は手をあげて教室に戻ろうとしていた。
『中川、期末85点が3科目頑張ったようだな、この調子で頑張れ、先生も鼻が高いぞ』
『はい』
そんな会話に綾香は後ろを振り向くと先生が中川の肩をポンポンとたたいているが、励ましとねぎらいのようだ。
良かった、茶髪くん…
悪い子なんて最初からいないんだから…
教室では就職と進学とで進路が決まっている生徒で互いにねぎらい、新しい住所の登録等でざわざわと騒がしかった。