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《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第10章 卒業…
従姉妹…?
誰に送ったかなんてそんなの今は…
問題は拡散しない事…

『あのさタイトルは浮気、あはは』
春樹はおかしそうに笑い後ろをチラチラ気にしながらも綾香のスカートを捲りハサミで真ん中を切り始めた。

たとえスカートを元に戻しても太ももから下着まで丸見えなのだ。

せっかくの卒業式、せっかくの記念写真この人のせいで記念写真等撮れやしない…

バタバタと走る音が2人聞こえて来るようだ。

綾香はまるっきり関係ない人が助けに来てくれたならどんなにか良いだろうと願った。
中川ではいけないのか?
誰だって好きな人に助けてもらいたい、最初からそう願うだろうがこんな不様な姿を見せたくはない。
中川には卒業式のお祝いというイベントに笑顔でいて祝ってほしいものだ。
関係ない人、顔見知りで、慎吾なら言わずにいてくれると思うし周りの人にもバレなくて済む、慎吾ならジャージを持っているはずだからバレーの筋トレだと誤魔化せられる。

ピコンと着信音が鳴り春樹がしてやったりと指を鳴らし、中川と従姉妹だという女子がキスしている写真を綾香の元に差し出しニヤリと笑った。

『あんたらさお互いが浮気してどうなってんの?あはは、あはは〜、最高過ぎる〜、タイトルが狙ってた悠哉と〜♡だって』
春樹は最高だと笑う。

嘘よ…
嘘…
茶髪くんはあたしだけの彼氏…
あたしだけの…?
若いのに独占して良いの…?


バタバタと走ってきたのはその従姉妹と中川だった!

『……綾香〜っ!?』
中川は綾香の元にひざまずき自分の上着を脱いで被せようとした。

『わざわざ上着を貸してやんなくてもブラウスだけ隠せば帰れるし?浮気な彼氏さんよ、僕は本当の事を携帯で暴いてやっただけ』
春樹は揉め事は面倒だと立ち上がり後ろを向いた。

浮気な彼氏さん…?
茶髪くん…
本当の事をあばいてやった…?
それ本当…

綾香は中川の手を視線で退けなんとか膝と肘を使い立ち上がった。

『本当の事、森部綾香は僕をたぶらかし自分でブラウスをちぎりブラをあげスカートを切り手を結べと頼み乳首を吸えと頼んできた、本当の事さ、中川悠哉あんたの熱を冷ましてくれとお願いされた』
自分は綾香に頼まれただけだと言わんばかりの被害者づらの春樹。


『嘘だっ、綾香〜っ!!』
中川は気持ちが張り裂けそうだと言わんばかりに叫び声をあげた。

嘘よ…
嘘よ……



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